ゆにぞん



あの第七使徒戦から幾日かが過ぎた頃、本日も葛城邸では二人の激しい特訓が行われていた。
二つに分離した使徒イスラフェル。それを倒すためには、一体ごとに別れたコアへ二点同時の加重攻撃しか道はない。
それを達成するには彼ら二人の寸分の狂いのない動き、完璧なユニゾンが必要であった。

初めは全く動きが合わずに絶望感すら漂っていたが、夕日の見える公園でのひとときから徐々にうち解けてきた二人、その息は特訓中はもちろん普段のバイオリズムに至るまでピッタリと重なるようになってきていた。

そしてその特訓もいよいよ佳境に入り熱がこもってくる。
今日も二人の特訓は休みを挟みながらも8時間目に突入していた。


「「 ハッ! 」」

音楽に合わせ、かけ声とともにアスカとシンジは華麗に舞い上がった。

 
「うわっ。」
「きゃっ。」

・・・ように見えたが流石に疲労が限界に達したのか、シンジが空中で突然バランスを崩してアスカを巻き込み、絡み合うように落下した。



ドタドタ、ゴツン!!


「「 痛ったー。 」」

頭をしたたかにぶつけあった二人の目には、星が盛大に舞っている。


「アンタ何やってんのよ!このバカシンジ!」

「ゴ、ゴメン・・・」

しかし、アスカの怒りはそんなものでは収まらない。
これではむしろ火に油を注いでいるようなものだ。

「ゴメンじゃないわよ!いつもいつもぼけぼけっとばっかりしてるからこんな事になるんじゃない!」

ところがシンジはそんなアスカの怒声を聞いた風もなく、きょとんとした顔で彼女の顔を見ていた。


「あ、あれ?何で?僕が怒鳴ってる。」

「は?」

何を言ってるんだコイツは、とようやく焦点の合ってきた目で彼の顔を見やるアスカ。そこで彼女は驚愕の光景を目にした。


「え?あ、なによこれー!!!」

そう、なんと彼女の目に映ったのは自分の顔。まぎれもなく毎日鏡で見ている自分の顔がそこにあった。


「ちょっとアンタ、どうなってんのよこれは!?何でアンタがアタシの格好してんのよ!
 嘘!?じゃあアタシはアンタの格好してるわけ?何よ、コレどうなってんのよ!」

「ど、どうなってるって言われても僕だってわかんないよ。」

シンジは困惑したように答えた。

「もう、頼りにならないわね!アンタそれでもサードチルドレン?」

「それとこれとは関係ないじゃないか!」

自分だって解らないクセにそんな無茶苦茶な、とシンジは切り返す。

「男のくせに一々うるさい奴ね。そんなことよりこれからどうするか考えなさいよ!」

無茶苦茶な言い分である。しかしシンジはそれには答えず、急に俯いて押し黙った。


「ちょっとアンタ、急にどうしたのよ?怒ったの?」

アスカが怪訝な顔で訊ねると、彼は恥ずかしそうに顔をあげておずおずと答えた。

「おしっ........」

シンジが消え入るような声で答えると、

「え?何よ、聞こえないわよ!」

当たり前ではあるがこの状況に焦りを覚えていたアスカは、シンジのハッキリしない態度にイライラしたようにに怒鳴りつける。

シンジはアスカに押される様に叫んだ。

「おしっこがしたいんだよ!」

アスカは毒気を抜かれたように目を丸くする。そして、しばらくするとケラケラと笑い出した。

「なーんだ。アンタって相変わらず大げさなんだから。さっさとしてくればいいじゃないの。」


しかし、シンジは赤い顔でアスカを上目使いに見て訊ねる。

「ホントにいいの?アスカ。」

なんの事やら、としばらく考えていたアスカは、シンジの言わんとする事に気が付いた。

「ダメーーー!!!!」

顔を真っ赤にして叫ぶ。
冗談ではない。これではシンジに全部見られてしまうでは無いか。


「駄目って言ったって、どうするんだよ?僕もう漏れそうだよ・・・」

「それも駄目!アタシの姿でお漏らしなんてしないで!」

アスカは心なしか涙目になって叫ぶが、シンジはもはやそれどころではない。

「あ、あ、もう我慢出来ない!」

その言葉を聞いたアスカは弾けるように立ち上がると、シンジの手を引いてトイレへ飛び込んだ。



「目を瞑りなさい!絶対に目を開けるんじゃないわよ!」

シンジはコクコクと痙攣するようにうなずくと目を瞑る。
アスカはそれを確認すると、シンジのレオタードとパンツをゆっくりと下ろしていく。


なんだか変な気分だ・・・
なんだか変な気分ね・・・


パンツを下ろされて、イスに座らされたシンジは堪えきれなかったように用を足していく。

「はあっ、助かった・・・」

ほっと息をつくシンジ。



「シンジ、終わったんなら足開きなさい!」

「え?なんでさ?」

「いいから!」

シンジは仕方なくゆっくりと足を開いていく。
自分の身体ではないとは言え、他人に足の間を晒け出すのはやはり恥ずかしい。


アスカは妙な気分だった。自分の目の前で自分の足が開いていく。
そして、今まで自分ではじっくり見たことが無かった隠された部分が、自分の目の前に晒されていく。
いつのまにか、アスカはそこにじっと見入っていた。


「アスカ・・・・アスカってば!」

シンジの声にハッと気が付くアスカ。

「恥ずかしいからなんかするなら早くしてよ・・・」

全身を赤く染めてぼそぼそと呟くシンジ。
そして足を開いたその前にじっとかがんで覗いているアスカ。
なんとも淫靡な光景である。


「何よ、アンタの身体じゃないんだからそんなに恥ずかしがる事ないじゃない。」

アスカは幾分うわずった声でそう言うと、普段隠されている部分を丁寧に拭いていく。



「ん、ん。・・・・あ、や。」

突然シンジは堪えきれないかのような声を漏らす。

「ちょ、ちょっとシンジ!へんな声上げないでよ!」

「だ、だって。だってアスカが変な所触るんだもん。しょうがないじゃないか!」

目を瞑り、赤くなった全身を震わせて恥ずかしがるシンジ。
そんなシンジを見ていると、アスカは身体の芯が熱くなるような妙な気分を感じていた。



ヤダ、なんで自分のカラダみて興奮してるの、アタシ?


「は、ハイ、終わったわよ!」

アスカは気合いを入れ直すように大きな声で言うと、シンジのパンツとレオタードを上げていく。

「さ、もう良いわよ。」

「う、うん。」









事が済んだ二人はリビングに戻ったものの、お互い恥ずかしくて顔を合わせられない。とても特訓どころではない。

しばらくそうしていると、シンジはおずおずと切り出した。

「あのさ、そろそろご飯作ろっか・・・」

「うん、そうね・・・」

アスカはシンジが話しかけてくれたおかげで幾分気まずさを解消できたのか、シンジの顔を見て答える。

シンジはそれを見ると、トトトトッと小走りに台所へ向かっていった。



トントントントンッ

小気味よい包丁の音が部屋の中へ響き、徐々に美味しそうな臭いが立ちこめてくる。


それにしても・・・

アスカは料理をするシンジの後ろ姿をぼんやりと眺める。

なんだかアタシの姿してると、アイツものすごく女の子みたいね・・・
エプロンした後ろ姿って、甲斐甲斐しくて良いお嫁さんって感じだわ。

アタシより女の子のカラダが似合ってるって、なんか悔しいかも。


そんな事を考えながらシンジの後ろ姿を見ていると、視線を感じたのかシンジが振り向いた。

「どうしたの、アスカ。お腹すいた?」

シンジはアスカと目が合うと優しくほほえんだ。


カーッ

や、やだ。アタシ何赤くなってるのよ。
相手は自分のカラダでしかもシンジよ?


でも、なんて綺麗に笑うヤツなのかしら・・・

アタシの顔ってこんなに綺麗に笑えるんだ・・・

アタシは多分こんな表情したこと無い・・・

シンジが調理に戻った後も、アスカは惹き付けられるようにシンジの後ろ姿を見続けるのだった。











そして食事も終わり、一休みしていると


プルルルルル、プルルルルル

「電話?シンジ取んなさいよ。」

シンジは言われるまでもなくいつものように取りに行こうとするが、ふと思い出した。

「あ、アスカ。まずいよ。僕たち今・・・」


アスカはそんなシンジをやれやれと見やる。

「アンタ、馬鹿ァ?
 アタシの振りして電話に出りゃ良じゃない。」

「あ、そっか。・・・・でも、うまく出来るかな?」


シンジが逡巡していると、ふうっと面倒くさそうにアスカが立ち上がる。

「もう!良いわよ。アタシが出るわ!」

言うやいなや受話器を上げるアスカ。

「はい、葛城です。あ、ミサトさん?何ですか?
 ハイッ、はいっ、ええ、そうですか。判りました。」

シンジはそんなアスカをぼけっと見ている。
アスカの電話は終わったようだ。

「ミサト、今夜は仕事で帰れないってさ。
 ・・・この状況じゃあ都合良かったかも知れないわね。この事どう説明すれば良いか解らないもの。」

アスカを見つめていたシンジが口を開いた。

「そうなんだ。・・・・それより、アスカってすごいんだね。僕のものまね、すごくウマイや。」

アスカは当たり前だと言う顔をすると、

「なーに言ってんのよ、こんなの簡単じゃない。いつも見てるようにやれば良いだけじゃん。」

アスカは何気なく言った言葉だったのだが、シンジは彼女の言葉に何故かもじもじし始める。
アスカの身体で頬を染めもじもじしているシンジはやけに可愛い。

シンジのそんな様子をみたアスカは、ハッと気付いたように言い直す。

「ちょ、ちょっと。いつも見てるってそういう意味じゃないわよ!」

つられてアスカも真っ赤になってしまう。

見つめ合って妙な間が流れる。


何アタシまで意識してんのかしら・・・


ゴ、ゴホンッ

話題を変えようと気を取り直してアスカは咳をする。

「あ、そうそうシンジ。お風呂どうすんのよ?」

シンジはきょとんとして答える。

「え?もう沸かしてあるけど?」

「もう、そういう事言ってんじゃないわよ!
 どうやってお風呂入るのか?って事よ。
 ・・・アンタまさか、お風呂でアタシの身体眺め回す気だったんじゃないでしょうね?」

アスカがジロリと見やるとシンジは慌てて答える。

「ち、違うよ!それなら僕、今日お風呂入らないよ。」

「冗談じゃないわよ。アンタ、汗かいたまま寝るつもり?
 アンタはそれで良いかもしれないけど、その身体アタシのなのよ?
 汗かいて手入れもしないなんて、乙女の身体をなんだと思ってるのよ!」

シンジは困惑して答える。

「じゃあ、どうしろって言うんだよ?」

アスカはアゴに手をやって考える。

「・・・仕方ないわね。アタシがやってあげるからアンタはまた目瞑ってなさい。」


「・・・判ったよ。」

シンジがしぶしぶと納得すると、

「そうと決まったら早速入るわよ。支度してらっしゃい!」

そして、シンジは自分の身体の着替えを、アスカは自分の身体の着替えを用意すると風呂場へ向かう事となった。






「ほら、早くこっち来なさいよ。」

もじもじと赤くなっているシンジを近くへ引き寄せると、目を瞑らせる。
Tシャツ、レオタードを手早く脱がされたシンジは下着姿で所在なげに立っている。


なんだか、妙な気分ね・・・

下着姿で真っ赤になっているシンジを見ていると、先ほどトイレで感じた妙な熱さが身体の芯からぶり返してくるのを感じる。


「アスカ?」

シンジの声にはっと我に返ったアスカは、一度頭を振ると中断していた作業を続けようとシンジに声をかける。

「シンジ、腕上げなさい。」

おずおずと腕を上げるのを確認すると、アスカはシンジの背中に手を回してブラのホックを探りはじめる。
必然的にアスカはシンジの胸に顔を埋める事になった。


女の子の胸って気持ち良いわね・・・

自分の胸に顔を埋めるのが、こんなに気持ち良いとは知らなかった。
このまましばらく居たい、そんな気分のアスカだったがこのままで居るわけにもいかないので手早くブラのホックを外す。


綺麗ね・・・

眼前には薄布一枚の自分の身体。
自分で言うのもなんだが良いセン行ってる、そう思う。

続けてちいさなパンツに手を掛ける。

シンジがピクッと身じろぎするが、構わずに一気に足首まで引き下ろした。


ごくっ

目の前には目を瞑って全裸で真っ赤になっている自分の身体。なんと淫靡な光景だろうか。
自分の身体だとは判っていても、思わず唾を飲み込んでしまう。


なんでアタシ自分のカラダに・・・

熱くなっている身体の芯をごまかすように、アスカは手早く自分の衣服を全て脱ぎ捨てた。

なんのかんのと言っても自分もやはり恥ずかしい。なるべく今自分が入っているシンジの身体は見ないようにするアスカ。

見ないようにはしているが、自分の足の間で揺れるシンジのものが何かむずかゆい。



目を瞑ったシンジの手を引き、バスルームのドアを開ける。

相手が自分の身体をしているとは言え、異性と風呂に入るなど初めての経験だ。
二人の心臓は早鐘を打っていた。



「シンジ、身体洗うわよ。」

「うん・・・」

掠れるような声を交わすと、シンジをバスチェアーへ座らせる。

シャワーの温度を確認すると、洗う前にゆっくりと身体を濡らしていく。

まだ14歳の珠の肌は瑞々しくシャワーのお湯を弾いていく。
水滴は肩口から舐めるように身体を濡らしていく。


ヤダ、なんかゾクゾクする。何なの、コレ?

つややかに濡れた背中を見ていたアスカは、これまで感じた事の無い衝動が身体に走るのを感じ始めていた。

なんとか保った自制心で気を取り直し、背中を洗い終わる。


「シンジ、前向きなさい。」

自分でもやけにうわずった声を出したものだ、とアスカは思った。


おずおずと前を向くシンジ。
アスカの目の前には瑞々しく濡れた肢体。

それを見ていると無意識に息が荒くなってくる。
そして、アスカは今のカラダが何か変化しているのを感じ始めていた。

カラダが熱い。全身が熱を帯びる。そしてその熱さがどこかへ収束していく感じがする。

ふと下を見ると、自分の足の間に何かが突き上がっているのが見える。


何、コレ・・・

アスカの初めてみるそれは、異様なフォルムを震わせるように存在感を漂わせている。


スゴイ・・・知識では知ってたけど、こんなに・・・

その時アスカは唐突に理解をした。


そうか、この変な熱さはシンジのカラダがアタシのカラダに興奮してるんだ。

シンジのカラダが自分のカラダにこんなに激しく反応している。
アスカは恥ずかしくてどこかに逃げ出したい気分だったが、不思議と嫌な気分では無かった。


「アスカ、どうしたの?」

そんな手の止まったアスカを不思議に感じ、シンジは目を瞑ったまま上目づかいのようにアスカへ顔を向けた。
その愛らしい姿はアスカのリビドーを限界まで引き上げてしまう。


シンジは不思議そうに可愛いらしく首を傾げる。

アスカはそれを見て自分の中で何かが弾けるのを感じていた。


可愛い・・・

「も、ダメ。我慢できない!」

アスカはシンジに襲いかかった。
目の前の濡れた身体をバスマットへ引き倒し、両手を押さえつける。
美しいハリのある乳房が揺れている。


正面を見ると、下からアスカを見つめる不安そうな眼差し。
しかし今はそれさえも、アスカの興奮を高めるスパイスにしかならない。


シンジはイヤイヤと抵抗していたが、急所を知り尽くしたアスカでは相手が悪かった。



      触れる。撫でる。揉む。転がす。舐める。吸う。


アスカの自分の身体を知り尽くした的確な攻撃は、シンジの抵抗をどんどんそぎ落としていく。


それでもシンジは息も絶え絶えになりながら、最後の抵抗を見せた。

「あ、アスカ・・・ん、駄目、ダメだよ。んあ、自分の、カラダを大切にしな、きゃ・・・」


しかしアスカは責め立てる手を休めない。

「何言ってんのよ、シンジ。」

「大体、アタシのカラダにこんなに反応してるのは誰のカラダよ?」

アスカはリビドーの中心をシンジに見せつける。


「ひっ。」

シンジは怯えた眼差しで元の自分の肉体を見つめる。

「何でアンタのカラダはアタシに反応するの?」

「アンタ、一体どういう目でアタシを見てたのよ?」

「シンジ君は毎晩アタシを思い浮かべて何してたのかな?」

アスカは責め立てるようにシンジの心と体を揺さぶっていく。


「や、もう、許してよ・・・」

涙目になってアスカから目をそらすシンジ。

「フーン、否定しないって事はやっぱり毎晩アタシでシてたんだ?」


両手で顔を覆い、全身を桜色に染めて身もだえるシンジ。

「許して欲しかったらこれだけ答えなさい、シンジ。」

「なんでアタシで毎晩シてたの?なんでアタシなの?」


シンジは指の隙間からアスカを見上げる。

「それは・・・」

アスカは言い淀むシンジをより激しく責め立てる。

「言わないと、もっとスゴイ事しちゃうわよ。」

手を休めずに言い放つアスカ。
シンジは観念したのか、口を開きはじめる。


「アスカの、ことが・・・・・・好きに・・・」

しかしシンジは最後まで言うことが出来なかった。
アスカがその言葉を聞いた瞬間シンジの唇を塞いだからだ。

深く絡み合う大人のキス。シンジの意識が朦朧としてくる。
唇を離したアスカがシンジへ問いかける。

「じゃあ・・・・良いわよね?」

意識が朦朧としたシンジは潤んだ瞳でコクッとうなずく。

アスカは答えを聞くより先に自然にシンジの足の間へ身体を移していた。

ふとアスカとシンジの中心が触れあった。

「んっ」
「あっ」

思わず声が漏れる。


スゴイ、ちょっと触れただけでこんなに気持ち良いなんて。
このあと一体どうなっちゃうんだろう?

アスカはゆっくりとシンジの中心を探り、腰を固定する。

「行くわよ、シンジ。」

合わせた中心をゆっくりと重ねていく。
徐々に、徐々にアスカはシンジの中心をかき分けていく。

「ィタ・・・」

シンジは声も殆ど上げられない程の激痛に身を引こうとする。
しかし、腰から脳へ電流のように流れる快感に理性を失っているアスカはそれを許さない。
アスカは途中で止まっていた腰を躊躇なく一気に突き上げた。

「あああ!」

破瓜の痛みに感極まったような声で呻くシンジ。
完全に繋がった喜びで多少理性を取り戻したのか、アスカは動きを止めてシンジを見やった。


そこには瞳に潤んだ涙を堪えて、自分を見つめている可憐な少女。

火照りで桜色に染まった身体。乱れて放射状に広がった美しい髪。海のように澄んだ瞳。
どれも見知ったものだが、違うもの。

この表情はシンジのもの。
この涙はシンジのもの。
この透明な瞳はシンジのもの。

可愛い・・・

見ているだけで愛おしさが増してくる。


アスカは繋がったままシンジに優しくキスをする。
潤んだ瞳、涙に濡れた頬、可憐な唇、順番に啄むように。

そしてゆっくりと熱い大人のキスをする。


シンジの脳はアスカのキスで溶かされていく。
繋がった痛みも徐々に薄らいでいくようだ。

アスカはキスをしながら少しずつ動いていく。

下の痛みと上の快感。
シンジは徐々に痛みの中に快感が混じっていくのを感じ始めていた。


二人のくぐもった声がお互いの口内へ響く。

快感に堪えきれずに唇を離す二人。
遮るもののなくなった二人の荒い息づかいが増していく。
そしてシンジの声に堪えきれない喘ぎが混じっていく。

アスカはそれに呼応するかのように動きを早めていった。



「あ、駄目!アスカ!アスカ!アスカ!ああー!!」

声に合わせて、シンジの中心が快感を貪欲にむさぼるように収縮を始める。
アスカはこれまで以上の締め付けに対抗するかのように、脈打つ体を打ち付けた。



「「 あ、あ、あああー!!! 」」


目の前が真っ白になるかのような快感。
二人の意識は、純白の世界へと沈んでいった。






ぼんやりとした意識の中、アスカは身体の奥がジンジンと脈打っているのに気付き目が覚めてきた。

「痛っ、身体の奥がジンジンしてちょっと痛い・・・」

気が付くとシンジが上に乗っているような気がする。
その声で目を覚ましたのか、身を起こしたシンジが唐突に叫ぶ。


「ん?あ、あれ?アスカ、元に戻ってるよ僕たち!」

「え?嘘?」

自分の目の前には見慣れたシンジの顔。
首を動かしてカラダを見ると、確かに元の身体に戻っているようだ。


「良かった。ホントに良かった。」

シンジが寝たままきつくアスカを抱きしめる。

胸が潰れて少し苦しいが、あたたかくて気持ちが良い。


「んんっ。」

アスカが吐息を吐くと、シンジは抱いた腕を緩めてアスカに尋ねる。

「あ、ゴメン。苦しかった?」

「ううん、ちょっとだけ。それより・・・」

首を振って答えてじっとシンジを見つめる。

「シンジはアタシの身体でアタシにイカされて気持ちよかった?」

アスカはにやりと笑う。
それを聞いたシンジは真っ赤になって答えた。

「ずるいよ、アスカばっかり。」


しかしここぞとばかりにシンジもやり返す。

「今度は僕の番だよね。」


そういうと、まだ繋がったままだった体を突然動かし始めた。

「あ、ちょっとシンジ。・・・まだ、駄目・・・だったら・・・ア・・」






そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






「「 あ、また入れ替わっちゃった!! 」」

その夜、元に戻るまで何度それが繰り返されたかは定かでは無い。
シンジのカラダだけが妙にやつれていったのは秘密である。







そして舞台は決戦の場、これ以上無いほど深く相手を理解した二人のユニゾンは大成功。
寸分の狂いも無いユニゾンを見せつけ、第七使徒イスラフェルを打ち倒した。

その後も二人の力で使徒を次々と撃破。
二人の無敵のユニゾンは、ゼーレの野望、そしてゲンドウの思惑をもうち砕いた。
だがそれはまた別のお話。






そしてその後、

「シンジ、今日はどっちが良い?」


二人同時に絶頂を迎えるたびに入れ替わる事に気がついた二人は、保護者の目を盗んでは入れ替わり男と女の両方の悦びを味わう。そんな甘美な日々を送っていたのであった。



「「 ・・・これがユニゾン? 」」




(終わり)



おまけ

ドラ: えーっと、やってしまいました(笑

       バキッ!

アスカ様: やってしまいましたじゃ無いわよ!このアホ機械猫!何なのよ、コレは!

ドラ: ぐおおっ、血が。血が!
  ・・・・・アスカ様の破瓜の血が!(ニヤリ

       ザクッ!

ドラ: と言うわけでですね、裏に載せるか表に出すか一瞬迷ったんですが、このくらいなら良いかと自分を納得させて表に掲載致しました。
    表という事で露骨な描写をなるべく避けるように書いたのですが、イカがでしたでしょうか(笑
    頭をぶつけて入れ替わるというのはまあありがちな話ですが、アスカ様とシンジ君話しでこういう設定はドラえぽんは見たことなかったと思います。
    最近あんまり読んでないんで似たようなのあったらちょっとショックかも。

アスカ様: ってアンタ、頭に斧刺して平然と解説してんじゃないわよ!

ドラ: まあまあ。ところでアスカ様、シンジ君を襲った気分はいかがでしたか?(ニヤリ

アスカ様: コロス!!!!(真っ赤)

       ずがばきぐしゃごりぺしゃ!

ドラ: ・・・・ピクピク・・・・

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