足早に、僕は教室へと向かう。
(・ ・ ・すっかり遅くなった。)
僕はそう心の中でぼやきながら、教室へと走る。だが、
(でも、・ ・ ・綺麗な子だったよな。・ ・
・同い年かな?)
と、講義に遅刻しそうな事を忘れ、先出会った少女の事を考えて走っていた。
ff(フォルティッシモ)
第二楽章
〜再会〜
僕は、息を切らせながら急いでその教室に入る。そこでは、今まさに講義が始まろうと
していた。
「遅れてすいません。」
僕は息を切らせながら、教壇に立っている先生にそう言う。先生は、僕の方を見ると、
出席確認用の紙を渡す。僕はそれを受け取りポケットに入れると、ホットして友達の隣に
座った。
「珍しいな、シンジが遅刻だなんて。」
僕の隣に座るケンスケは、怪しそうに僕を見つめながらそう呟く。
「・ ・ ・ちょっとね。」
僕は、そうケンスケに呟く。ケンスケは、ますます疑いの目を僕に向ける。
「本当か。実は、綺麗な女子に見惚れてたとか?」
(す、鋭い)
僕はそれを声に出す事はなかったが、確実に冷や汗を掻いていたのは確かだった。
「そ、そんな事ないだろう、ケンスケ。」
僕は乾いた笑いを浮かべながら、そうケンスケに呟く。だが僕自身、これでケンスケが
信用したとは思っていなかった。ケンスケはそんな僕を見ながら、疑いの目つきは
消さずに、
「なら良いんだけどね。」
と、静かに呟いた。
(・ ・ ・今のところはこれでいいか。)
と、僕はそう心の中で呟いた。
日差しが私を照らす。
私は、その大学の中庭に座り、春の日差しを存分に味わっていた。そんな時、私は
メモ帖を茶色のカバンから取り出す。そこには、”午後一時に、大学の中庭に来る“
と、私の字ではっきりと書かれていた。腕時計を見ると、一時をちょっと過ぎている。
私は、後三十分ぐらい待たされてもいいぐらい、その日差しを浴びていたかった。
そんな中、先目に止めたメモ帳に、また目を向ける。
(思えば、長い付き合いよね。)
と、私は心の中で呟く。そのメモ帳は、黒色だが、少し手垢がついて色落ちしてきている。
周りの友人は、“買い換えたら“と、私に告げる。だが私自身、これは味が出てきた、
と感じるし、私が今まで人と触れ合った形と思い、昔から使っているこのメモ帳を、
買い換えようと思っていなかった。
(そろそろ、紙をたさないとね。)
私はそう思い、先ほどあった男性、碇シンジの事を思い出す。
(・ ・
・彼から出てくる優しさの雰囲気のせいだったのかな?他人とあんなに話が
盛り上がったのは、始めてだったな。)
私はそう思い、会話の内容を思い出して笑みを漏らした。
「アスカ。」
そんな時、私は友人の声を耳にし、その声のする方を向き、私のほうにかけて来る人物に
手を振った。
講義の時間の終了を告げる鐘が鳴り響く。
「それでは、今日の講義はここまで、出席確認の用紙は、各自私に渡してください。」
初老の男は、マイクを持ってそう言う。僕は、先ほどポッケットの中にいれた出席用紙を
取り出すと、それと交じって一枚の紙切れが僕の手に握られていた。僕は、その紙切れを
見ると、”アスカでいいわよ、シンジ“と書かれていた。
(・ ・ ・さっきのだ。)
僕はそう心の中で思いながら、出席用紙を書かずにその紙を眺めた。
(・ ・ ・本当に綺麗だったよな。それに・ ・
・ピアノ上手だった。)
僕はそう呟きながら、その紙をまじまじと見つめる。そんな僕を、
「おいシンジ、早く書いて飯を食いにいこうぜ。」
と、友人、ケンスケの声が僕を現実の世界に引き戻した。
「あ、ああ。」
少しほおけたような口調で、僕はそうケンスケに言うと、出席用紙を書き始めた。
陽だまりの下で、久しぶりにヒカリと歩く。昔は、よく二人で公園でおままごと
していた。ヒカリは、喋れない私を煙たがる様子はなく、いつも笑顔で私に
付き合ってくれた。中学校は同じだったけど、高校になって離れてしまい、今日、
三年ぶりにヒカリにあう。
(やっぱり、親友は良いものね。)
私は、心の中でそう呟きながら、笑顔でヒカリの方を見つめた。そんな私に気づいたのか、
ヒカリも私のほうを笑顔で見つめる。
「ねぇアスカ。編入手続きが済んだけど、アスカ暇だったら、久しぶりに一緒に御飯でも
食べない。」
ヒカリはそう笑顔で言うと、私は、ヒカリにだけ使う合図で、いいわよ、と送る。
ヒカリも、三年ぶりになるとはいえ、その合図が何であるか察し、
「ありがとう。じゃ、近くの食堂でいいかな?」
と、笑顔で私に聞く。私は笑顔で、ヒカリに頷いた。
今日の講義は終わり、僕はケンスケと一緒に、近くの食堂で昼御飯をすませようと
思っていた。
「シンジ、本当に何もなかったのか?」
ケンスケは、先の講義を遅れてきたわけを、まだ疑っている様で、僕にしつこく
聞いてきた。
「だから、何でもないってば。」
僕は、少し嫌気が刺した口調でそうケンスケに言う。ケンスケも、その口調に
気づいたのだろう、
「わかったよ。」
と、苦笑を浮かべてそう僕に呟いた。
私は、ヒカリと話しながら歩く。話しながらと言っても、私がヒカリの言葉に、合図を
するだけなんだけどさ。でも、ヒカリに恋人ができたと言うのは以外で、今日一番の
オーバーリアクションを取った。そんな時、ヒカリは恥ずかしそうに、私を見つめ、
「もう、そんなに驚かないでよ、アスカ。」
と、顔を赤くして呟いた。そんな話しで盛り上がっている時だった。
(・ ・ ・あれは、シンジだ。)
私は、今日あったばかりの男性の姿を見て、笑顔を浮かべながら手を振った。
僕は、前から歩いてくる女性に目が言った。一人はわかる。同じ学生の洞木さん。
そしてもう一人は、アスカだった。
アスカは、僕に気づいたのだろう、大きくてを振っていた。僕は、少し照れくさそうな
顔をして、ひかえめに手を振った。
その日午後、僕とアスカの二度目の出逢いだった。
続く
後書き
ああ、鬼の引きのような気が(爆)ドラえぽんさん、七万ヒット突破、
おめでとうございます_(._.)_
これからも頑張ってください!!
ではでは
3月21日
街からの帰りに
うっほー、この雰囲気たまらんですたい!\(●> _ <●)いかすー
というわけで、TODOさん70,000HIT記念ありがとうございますー。\( ^ 0 ^ )いつもありがとー
しかし、良いッスねー。それぞれに相手のことを思いだし、想像して盛り上がって、コレって恋の前兆ッスねー。
そして偶然の再会。これで盛り上がらないわきゃありません!\( > 0 < )/うがー(←おばか)
さあ、二人の素敵な出会いを書いてくれてる鬼引きTODOさん(爆)に感想&応援を書いて続きを書いて貰うのだー。\( ^ 0 ^ )そうよーん
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