「ねえ!シンジ!キスしようか?」




Kiss!!

Ver.Asuka


S−DATを聞いていたシンジにいきなり話し掛けた。

「ん?何?」

ボケボケっとした顔してる。さてはこいつ聞いてなかったな?

「キスよ、キス。したことないでしょ?」

私はドキドキしながら再度問いただした。

「・・・うん。」

「じゃあ、しよう。」

シンジはファーストばっかり見てるし、ファーストに負けるのだけは絶対にいや。

何がなんでも、私の方を向かせてみせる。

「・・・どうして。」

「退屈だからよ」

あ、つい、照れ隠しで言っちゃった。

「退屈だからって・・・。そんな。

あ、やっぱり、シンジ落ち込んでるみたい。・・・挑発すれば乗ってくるかしら?

「お母さんの命日に女の子とキスするのは嫌?天国から見てるかもしれないから?」

「・・・別に。」

「それとも女の子とキスするの怖い?」

怖くないよ!キスぐらい。

よし。うまく行った様ね。えっと、さっき歯はちゃんと磨いたから大丈夫よね。

「歯、みがいてるわよね?」

「・・うん。」

「・・・じゃあ、行くわよ。」

あ、ダメ。心臓がドキドキしてどうにかなっちゃいそう。

あ、シンジの目、ちょっと恐い。どうしよう。冗談って事で止めちゃおうか?

・・・やっぱり、ファーストには絶対負けたくない。シンジにこっちだけを向いて欲しい。

じゃあ、どうしよう。う〜〜ん。あ、そうだ。手で目を隠せば良いわね。

「鼻息がこそばゆいから、息しないで。」

ふふ〜〜ん、やっぱり、アタシって天災ね。(おい、字が違うだろ・・・いや、合ってるか(爆))

アタシは、シンジの鼻を摘まむと唇を合わせた。

「ん・・・・・」

・・・シンジの唇って暖かい・・・

・・・ねぇ、これで私の事見てくれるかな?・・・

・・・やっぱり駄目なのかな・・・

・・・ねぇ、シンジどうなの?・・・

私の頭に、シンジとファーストが手を取り合ってキスしている風景が浮かんだ。

いや、シンジ。そんな女の所に居ないで!

ちゃんと、私を見て!

ねぇ、何でもするから、私を見て!

こちらを向いてよ。ねぇ、シンジ。

いやぁーーー、ママの様に私を捨てないで!

何時の間にか、私の体は震え出していた。

私は、頭に浮かびあがる風景から逃げ出そうとして、シンジを突き飛ばし自分の部屋に逃げ込もうと思った瞬間。

私の体は、シンジにシッカリ抱きしめられていた。


・・・シンジの胸の中って暖かい・・・

・・・安心する・・・

・・・何時までも、こうしていたい・・・

気がつくと、シンジの鼻を摘まんでいた指は外れていた。

シンジに抱きしめられた事で、頭に浮かんでいた風景は霞んでいき、その内に頭が真っ白になっていった。


ジンジは、唇を離してアタシの顔を覗き込んだ。


あ、シンジ、もっとキスを続けて、私を置いて行かないで。

アタシは咄嗟にシンジに抱きつき、キスを続けようとした。けれどシンジは、アタシの耳元に顔を寄せると、



「アスカ・・・僕は、ずっとアスカの側に居るよ。何も怖がらなくていいよ。何があってもアスカの側から離れないし、

何があってもアスカの事を必ず守るから。何も心配要らないよ。」

「・・・・ほんと?

「うん。」

「・・・ほんとにほんと?

「うん。アスカがイヤだって言っても側を離れないよ。」

「・・ふふ。あんたそれじゃ、あたしがイヤって言ったらストーカーになるじゃない。」

「あ、そ、そう言えば、そうだね。」

ん、もう。さっきまでとってもカッコよかったのに。まあ、シンジだもんね。仕方がないか。

「はあ・・・。あんたってほんとにバカね。まあ、仕方がないか、バカシンジだもんね。」

「ハイハイ。どうせ僕はバカシンジですよ。」

「もう、そんな事ぐらいで拗ねな・んん・・。」

ちょっと、いきなりなにすんのよ。・・・まあ、いっか。ちょっと強引なシンジも良いかもね。

し〜んじぃ、だ〜いすき(はぁと)

アタシは、シンジの背中に腕を廻して抱きしめた。

シンジ、離れないでね。離さないでね。

・・・もう、他の女には手を出させないわ。

・・・特に、ファーストと、マナには如何にかしないと駄目ね。

・・・まあ、後で考えましょ。今はこの温もりが気持ち良い。

アタシが、ぼーーーっと幸せに浸ってるとシンジの手が離れていった。

え、もう終わりなの。もうちょっとキスしていたいな。

そう、思っていると、シンジの手がアタシの頭と腰を掴んで引き寄せた。

『え、ちょ、ちょっと待ってよ。ちょっと、苦しいじゃない。』と喋ろうとしたけど唇を塞がれているので声にはならなかった。

それに、シンジの舌が私の口に入ったと思ったら舌を絡ませ始めた。

ちょっと、いきなりなにすんのよ。たしかに、ちょっと強引な方が良いかなと思ったけど、ちょっと強引すぎよ。

アタシはシンジから逃れようとしてもがいたけど、シンジの手が頭と腰をシッカリ押さえてる為、全然動けなかった。

・・・ん、もう仕方が無いわね。後で、キッチリ絞めないと

・・・まぁ、今はシンジのしたい様にさせて上げましょう。













それにしても、シンジのキス・・・気持ち良いわね。

もしかして、誰かで練習したんじゃないでしょうね。(−−;













体がフワフワしてきちゃった。体に力が入らない。

もうだめ、何も考えられない・・・・。













シンジは唇を離す前に、アタシの舌を軽く噛んでから離れた。

そのせいで、私の腰は完全に抜けてしまった。


シンジぃ・・・もっとしてぇ・・・。

あれぇ、もうしてくれないのぉ?


しばらくぼーーーっとしていると、だんだん、頭がはっきりしてきた。

そうか、シンジに『でぃーぷきす』されちゃったんだ。

それで、腰が抜けちゃったんだ。

気持ち良かったな。

もっとして欲しかったな。


少しして、シンジがあたしの肩を揺らしてきた。

「ア、アスカ。大丈夫?」

・・・・・っって、ちょっっっっと待ってよ・・・。

えーーと、

(1)シンジとキスした

(2)シンジが抱きしめてきた

(3)シンジが『すっと側に居る』って言ってくれた

(4)シンジが『でぃーぷきす』してきた

(5)それで、アタシの腰が抜けた

って事よね。





シ、シ、シ、シンジと『でぃーぷきす』しちゃった。

ど、ど、ど、どうしたらいいのよ。

アタシはパニクッてる頭で、これからどうしようかと考えてると、シンジとフッと目が合った。

きゃーーー、きゃーーー

ど、ど、どうしたらいいのよ。

と、と、とりあえず、う、う、うしろをむいて、それからかんがえましょう。


シンジの目から逃れたアタシは、だんだん頭が冴えてきた。

えーーと、シンジから『でぃーぷきす』をしてきたんだから、これはチャンスよ。

これを機に他の女に手を出さない様に釘をさしておけば良いわね。


「あ、あの〜〜。アスカさん?」

恐る恐るっていった感じで、シンジが声を掛けてきた。

どうしようか?

と、とりあえず、泣き真似で時間を稼いでおいて考えるしかないわね。

・・・・う・・う・・っく・・

「ア、アスカ。ご、ごめん。あ、あのね。そ、そのね。あのね。」

シンジは、しどろもどろになりながら、アスカに弁解を始めた。

「えーーと、アスカとキスをしている時に、悪戯がしたくなって、えーと、その、目を開けてアスカの顔を見たんだけど、

奇麗だったんだ。その、頬を染めたアスカが見えて。唇が柔らかくて、それで、アスカから良い匂いがして。そう、気持ち

良かったんだ、アスカとしてる時、その泣かすつもりじゃなかったんだけど、嬉しくなって、謝っても許されないかもし

れないけど、いとおしくなって、その、奇麗で。あれ?何言ってんだろ?」

アタシの事『奇麗』って言ってもらえた。うれしい。それに『いとおしい』って言ってもらえた。



・・・・って、そ、それより、シンジが他の女に手を出させない方法は・・・・

・・・やっぱ、あの方法しかないわね・・・

・・・いくわよ、アスカ・・・


シンジは一旦、言葉を切り頭を下げながら謝った。

「ごめん。許されないかもしれないけど、本当にごめん。」

・・・許さない・・・

「・・・ごめん・・・」

・・・絶対に許さない・・・

「本当にごめん。」

・・・絶対に許さないからね・・・

「ごめん。何でもするよ。出て行けって言うなら今すぐにでも出て行くから。」

「ホントに・・・、ホントに何でもする?

「うん。」

よし、もう一息かしら? 何がなんでも約束は守らせるからね。

ホントのホントに何でもするのね?」(キラーン)

アタシは、振り向いてもう一度たずねた。

「ぅ・・うん。何でもするよ。」

・・・シンジ、もしかして嘘泣きだって気づいたかしら?・・・

まあ、とりあえず、それは置いといて、

アタシは、シンジの目を真っ直ぐ見てもう一度たずねた。

ホントね?

「うぅ・・・うん。絶対に何でもするよ。」

シンジはしぶしぶと言った感じで答えた。

やった、これでもう絶対に逃げられないからね(^−^)凸

聞いたからね。もう取消せないからね。

「うん!」

「じゃあ、してもらうことは。」

「・・・」

「一つ目。」

「一つ目?」

「アタシ以外の女に、キスなど絶対に禁止浮気は絶っっ対に許さないからね!

「へ?」

「二つ目。」

「へ?」

「明日の日曜日にあたしと一緒に婚約指輪を買いに行くこと。」

「こ、婚約指輪?」

「そうよ、婚約指輪。」

「へ?あ、あの・・・」

「三つ目。」

「三つ目?まだ有るの?」

「何か文句ある?」(ジロッ)

いえ、ありません。

「三つ目は。」

「三つ目は?」

・・・あの・・・その・・・さっきの・・・もう一度・・・して・・・

「へ?さっきのって?」

・・・その・・・さっきの・・・キス・・・・もう一度・・・

「うん。解った。」

本当に、分かってるのかしら?全然驚いてないみたいだけど。







(10秒経過)

まだ、気づかないのかしら?







(30秒経過)

ほんとに鈍いわね。







(60秒経過)

何か言ってよ、不安になるじゃない。





え、えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

あ、ようやく分かったみたいね。今更イヤって言っても、約束は絶対守ってもらうわよ。

「なによ、何でも言うことを聞くって言ったでしょ!」

「こ、こ、こ」

「こ?婚約指輪の事?」

シンジはぶんぶんと首を縦に振った。

「な、な、な」

「な?・・何で?って言いたいの?」

シンジはぶんぶんと首を縦に振った。

「何でって、アタシ達結婚するんじゃない。まだ14歳だからまだ結婚できないけど。それとも何?

私にあんな事までしておいて、責任取ってくれないの。」(;;)

アタシは、うるっと目に涙を浮かべながら言った。

シンジは、ぶんぶんと首を横に振った。

「で、でも。」

「でも、何?」

「は、早すぎない?」

「あんた、そんな事言って、責任逃れようって言うの!!さっき言ったわよね。何でも言うこと聞くって言葉、嘘だったの?。

それじゃあ、さっき言ってくれた『ずっと一緒居いる。側から離れない。何があっても守る』って言葉も嘘なの。」(;;)

「違うよ。嘘じゃない。絶対に嘘じゃない。」

ア・リ・ガ・ト、シンジぃ

「じゃあ、さっさと言うことを聞く♪」

「・・・・」

ん?返事が無いわね。

「返事は?」

・・・はい・・・

「返事が聞こえないわよ!」

「・・・はい、解りました・・・」

「はい。宜しい。」

これで、他の女には手出しできないわね。あ、邪魔な某ビア樽女を追い出して、シンジと二人っきりでここに住むってのもいいわね。(^○^)


じゃあ、手付け(?)としてさっきのキスをもう一度してもらいましょう。

「じゃあ、さっそくやってね♪」

アタシはそう言うと目をつぶった。





ん、もう、鈍いわね。

「アンタバカァ?三つ目の事よ!三つ目の事!待ってるんだからさっさとしなさい。」

「は、はい。」


シンジは、アタシを抱き寄せて、もう一度キスをしてくれた。

「「んっっ」」

















「あ、起こしちゃったみたいだね。おはよう、アスカ。」(*・・*)

「ん、んん?・・・・あ、おはよ、シンジ。」(*・・*)

「アスカ。」

「なにシンジ?。」

「これからも、ずっと一緒だよね?」

「絶対に放さないからね。」

「絶対に離れないよ。」

〜〜Fin〜〜



おまけ その一

某オペレーター

「きゃーーーー、不潔!!」

・・・何時か私も先輩と・・・・・。


某委員長

「きゃーーーーー、不潔よ不潔不潔だわ!!」

・・・アスカずるい。私も鈴原と・・・・。


某ジャージ&某カメラオタク

「「いや〜〜〜〜んな、かんじ。」」


某パイロット

「いかりくん。・・・そう、・・・あなたは・・・弐号機パイロットを選ぶのね。」

「・・・これはなに?・・・・そう、・・・・・これが涙なのね・・・・・。」


某鋼鉄娘

「ちっ、先手を打たれた。今度会ったら負けないわよ。」



おまけ その二

某月某日 昼休みの教室

何時ものように、アスカとヒカリは一緒にお弁当を食べていた。

「ねえ、アスカ?」

「ん?何?」

「あ、あのねアスカ。最近食べ過ぎじゃない?」(^^;

何とアスカのお弁当箱は二段重ねだった。

「ん?そうかな?」

「そうよ。それに・・・・あんまり言いたくないけど、最近太ってきてるんじゃない?

「ん?そうかな?まだ目立つほどじゃないと思うけど?」

「そうね、気をつけて見ないと分からないでしょうけど。・・・・一度病院にいった方が良いんじゃない?」

「あ、病院にはちゃんと行ってるわよ。えーーと、1週間に一回ペースで。」

「え?ちゃんと行ってるの?先生は何て言ってるの?」

「うん、順調だって!!」(^−^)

「ほんと?良かったじゃない。で、何時頃?」

「来年の6月6日ぐらいかな」

「えぇーーー!!そんなにかかるのモノなの?」

「へ?普通でしょ?10月10日なら?」

「え?え?」(??)

「えーーと、一ヶ月を四週間として、一週間が7日。私の誕生日で三ヶ月の終わりぐらいだから、

後残り約六ヶ月ぐらいでしょ。4×7×6=168日で大体六月の初めぐらいになるでしょ?」

「えぇ。・・・・・・そうね・・・・・。」(??)

「さあ、食べるわよ!!」

「ええ、でもそんなに食べても良いの?」

「うん、たっぷり栄養を摂らないとね。」(^−^)

「でも、そんなに食べたら悪くならないの?」

「え?何言ってるのヒカリ?」

「え?アスカの病気の事よ。」

「え?アタシ病気になんてなってないわよ。」

「でも、さっき病院に行ってるって言ってたじゃない。」

「ああ、産婦人科に行ってるのよ。」

「え?産婦人科で過食症って直してくれるの?」

「過食症って誰が?」

「誰ってアスカでしょ。」

「何で?」

「最近ご飯を沢山食べてるし。」

「ああ、それで勘違いしたのね。・・・・ねえ、シンジぃ!!」

アスカは、少し離れた所で2バカ(シンジは馬鹿じゃないわ Byアスカ)と一緒に食べていたシンジを呼んだ。

「ん?何アスカ?」

「おい、惣流。シンジはわいらと飯食っとる最中なんや、飯の後に出来んのか?」

「すぐに済むって。・・・・ねえシンジぃ、あの事言っても良い?」

「ん〜〜〜〜、ミサトさんにあんまり学校では言わない様にって言われてるんだけどね。、まあ、そのうちばれるんだから良いよ。」

「うん!!あ・り・が・と、シンジぃ」

「「なんかいや〜〜〜んな感じ!!」」

「アスカ、あんまり学校ではいちゃつかないでね。」(^^;

「学校では控えてるわよ。」


教室に居たクラスメイトが

(((((((((こ、これでも控えてるって(ーー )))))))))


「ヒカリ、あ、あのね、そのね、アタシ、シンジの・・・・。」(^^

「碇くんの?」

「シンジの子供がお腹に居るの。」(^^)V

「「「「「「「「えぇーーーーーーーーー!!」」」」」」」」(女子の黄色い声)

「「「「「「「「えぇーーーーーーーーー!!」」」」」」」」(男子の声にならない叫び)

ピシィィーーーーーーー!!!!

次の瞬間、某教室はアツアツな二人を除いて凍り付いた。


〜〜ふぃん?〜〜


こんにちは、TenPuLaです。(^^)/

今回は、アスカ様サイドで書いてみました。う〜〜ん、アスカ様の心理描写がヘボイですね。(^^;

まあ、勢いで書いちゃったから変な所もあるかもしれません。

でわ、感想などお待ちしてます。



今回はアスカさんバージョンだー!!

というわけでTenPuLaさん投稿3発目ありがとうございますー。\( > 0 < )/イカスー

>し〜んじぃ、だ〜いすき(はぁと)
ぐはあ(吐血)...死んだ。<でもなんか幸せ(爆)

あと、アスカ様の条件からシンジ君が気づくまでの間が良いッスよね。
シンジ君の鈍さがものすごく伝わってくるッス。(笑)

おまけのヒカリちゃんとの会話もうまいッス。アスカ様とヒカリちゃんのずれた会話が面白い。(笑)

さあ、今回も楽しいラブラブをかいてくれたTenPuLaさんに、感想&応援を書きまくって次回作も期待しよー。\( ^ 0 ^ )らぶらぶー

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ここから是非感想を送るのだー。\(●> _ <●)おーっ

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