どうして?!なんで?この私の顔にヒゲが?!
「アスカどうしたの?」 同居人、そして私が密かに思いを寄せている人、シンジがいきなりドアを開けて入ってきた。
「!!」 もろに見られた!シンジに、シンジに見られた・・・
もう駄目だ!こんなヒゲ面じゃシンジに嫌われる、どうしよう・・・逃げるだ!ここから!
「アスカ!なに逃げようとするの?」 腕をつかまれて振り向かされてしまった!万事休す!
「放してよ!バカシンジ。顔を見ないで!」
「放さないよアスカ。どうしたの?落ち着いて」 そう言って私の顔を覗き込んだ。もうだめ・・・
「?いつもどうり、かわいいよアスカ」 ??なんで?ヒゲが見えないの、もしかして私夢見てたのかな?
ふふっシンジが、かわいいって言ってくれた!ヒゲは気のせいね。ほら、肌はすべすべ・・・
・・・やっぱり生えてる・・・ヒゲ・・・なんでシンジは気がつかないの・・・思いやりかな?
ミサトが見たらきっと大笑いするわね・・・確かめるにはこれぐらいしかないわね。でも最後にシンジに確認してみよう
「シンジィ〜私のこと、どう思ってるの?」 私は今ひどい顔をしているだろう。たぶん半泣き状態だ
「え!アスカのことをかい?・・・・・・す、好きだよ!い、一緒に居たい何時までも・・・」
「! ホントに・・・?」
「嘘なんかじゃないよ!心から思っているよ!」 うれしい!本当にうれしい。
でも心の中の私が言う
そうなのだ!早くミサトの反応を見なくては。シンジの手を握りしめながらミサトの部屋に入った
「汚っ!ミサト、起きてよ。」 起きない・・・
「・・・冷蔵庫のビール全部捨てるわよ!起きて」
いい反応ね。
「おはよう、ミサト」 なるべく感情を出さないように・・・
「おはようアスカ、シンちゃん、どうしたのこんな早朝に」 ってもう7:45よ
「わ、私変わってない?どこか?」
「? べつに、変わりないと思うけど、どしたの?」 ミサトは”なに言ってんの?”って顔で私を見ている。嘘はついてないようね。
アスカが悲鳴をあげている。きたか!
「アスカどうしたの?」 入口に掛けてある物騒なボードを尻目に部屋に駆け込んだ
クッ・・・ヒゲだヒゲ面だよアスカが!ミサトさんにこういう実験とは聞いていたけど・・・
見事なものだ!ポーカーフェイスが崩れそうだ
「アスカ!なに逃げようとするの?」 アスカの腕を捕まえて振り向かせる。こんな面白い物逃がすか!
「放してよ!バカシンジ。顔を見ないで!」 イヤだね!
「放さないよアスカ。どうしたの?落ち着いて」 僕の目の前に引き寄せる。ププッもうだめ・・・
「?いつもどうり、かわいいよアスカ」 こんなセリフも恥ずかしくもない、アスカの顔に比べたら
「シンジィ〜私のこと、どう思ってるの?」 涙で潤んだ瞳で僕に尋ねてくる。かわいい!
ヒゲが生えていてもやっぱり僕はアスカが好きだ。
「え!アスカのことをかい?・・・・・・す、好きだよ!い、一緒に居たい何時までも・・・」
解っている。アスカが聞きたいのはそんな事じゃないってことは・・・でもせっかくのチャンスだ、いいよね
「! ホントに・・・?」
「嘘なんかじゃないよ!心から思っているよ!」 言い切った!やった!ある種の達成感が僕を満たす。
でも心の中の僕が訊ねる
「シンジ付いてきて」 アスカは僕の手を握りしめながらミサトさんの部屋に入っていった
ミサトさんの反応が楽しみだ。どんな顔するのかな?しかし相変わらず汚い部屋だ
「汚っ!ミサト、起きてよ。」 起きるわけないよ、アスカ・・・
「・・・冷蔵庫のビール全部捨てるわよ!起きて」 これはいい攻撃だ!
さすがに反応が早い。
「おはよう、ミサト」 心なしかアスカの声は振るえている。まあ無理もないか、ヒゲが生えてちゃ
「おはようアスカ、シンちゃん、どうしたのこんな早朝に」 ってもう7:45だよミサトさん
「わ、私変わってない?どこか?」 うーん動揺しているね
「? べつに、変わりないと思うけど、どしたの?」 ミサトさんは”なに言ってんの?”って顔でアスカを見ている。
アカデミー賞物の名演技だ!
「調子悪いのアスカ?だったら今日は学校休みなさい。悪いけどシンちゃん看病してあげてくれる?」
「わかりました」
「でも私が居ないからって変なことしちゃダメよ」
「はいはい、ミサトさん早くしないと遅れますよ」
(あ〜やっぱかわいそうよねー年頃の女の子にヒゲつけちゃ・・・)
(しかも好きな男の子に見られちゃね〜シンちゃんがうまく知らんぷりしてるから良いけど・・・)
(なにを考えているんだろ、碇指令は・・・)
昨日の夕食時にアスカの紅茶に入れた薬の瓶(もちマッドリツコ謹製)を机に置きながらミサトは考えていた
・・・・・・・・・・・・・・思えば・・・・・・・・・・・・・・あれは・・・・・・・・・・
:司令室
「・・・葛城三佐、この薬を弐号機パイロットに投薬してくれ」
何言ってんだ?このヒゲオヤジは?アスカに薬を飲ませろ?
「どのような薬なのでしょうか?」
「君は知る必要は無い!」 なんて横暴!そんなの飲ませられないわ
「納得できません!説明して下さい!」
「葛城三佐!ご苦労だった。さがってくれ」
クソッ〜リツコに聞いてやる!
「失礼しますっ!」 バタン
「あれで良いのか碇・・・」
「問題ない」
「そうか?ちゃんと説明した方が良いのではないかな」
「・・・どうせ赤城博士が説明するだろ・・・」
「ふむ・・・そうだな・・・」
「それでね〜いきなりこれをアスカに飲ませろよ。どういうつもりかしら?これアンタが作ったんでしょ?」
「そうよミサト。これはね飲むとヒゲが生えてくるの。だからアスカに飲ませて(ニヤリ)」
「説明になってないわよ!早く教えて(ニヤリ)」
「・・・貴方も聞いたことあると思うけど人類補完計画と言う計画の一端らしいの、だからアスカにこれを飲ませて(クスッ)」
「・・・? 本気なの?(補完計画?良くわからないけどこれだけは解る!面白そう!)
だいたいアスカにヒゲなんて、シンちゃんになんて言ってごまかすのよ!」
「EVAのための実験とでも言っておいて、もちろん見て見ぬふりをするようにって付け加えて」
「・・・(リツコ、貴方嘘ついてるわね・・・) OKそれで何時間ぐらい生えているわけ?」
「何時間?24時間持つわよ」
「!」 24時間・・・そいつは凄いわ!明日は学校休ませなくっちゃ!くすっ
それにしても・・・
「それじゃ!シンちゃん、アスカ行って来るわねぇ〜」
「アスカ、アスカってば大丈夫?」
やっぱり神経が参ったのだろう。アスカは寝てしまった。このヒゲよく見ると父さんに似ている・・・
ミサトさんの部屋からサングラスを持ってきてアスカに掛けてみる・・・
「似てる・・・父さん・・・」 父さんに捨てられたあの日のことが僕の胸を駆け抜けていく。
決して父さんが嫌いなわけではない・・・
そりゃ最初は憎んだ、でも最近解ってきたんだ父さんは人類を救うために仕方なく僕を置いていったのではないかと・・・
そして、思わずアスカのヒゲを撫でてしまう
「な、なにするのよ!シンジ!や、やっぱり知っていたのね!バカッ!」
「え!な、なんのこと?アスカにヒゲなんて生えてないよ!」
しまったぁ〜墓穴を掘ってしまったぁ〜
「シンジ。さっき私のこと好きって言ってくれたのは嘘っだったのね・・・そうよね、こんなヒゲ面ですもんね・・・」
「そんなことないよ!ヒゲ面だってアスカはアスカさ!僕の気持ちは変わらないよ!」 そう言ってアスカをそっと抱きしめる。
「シンジ!うれしいよ私・・・でもなんでいきなりヒゲが生えてきたのかなぁ?グスッ」
あのアスカがベソをかいてる!その事実に僕はアスカを守ってあげなきゃ、という思いに満ちあふれてきた
「ミサトさんはEVAの実験の為って言ってた」
「嘘よ!そんなの!何も聞いてないし・・・おかしいわ!」
たしかにおかしいな・・・ミサトさんの部屋を見てみよう
コンコン・・・ガラッ・・・居ないな、よしっ
「・・・・・・・・・」 相変わらずの人外魔境。加持さんも良くこの人とつき合っていたな・・・
見えない床を探すのを諦め、本、衣類(きわどいパンティー、ブラジャー等々)、
ビールの缶が織りなすジャングルを文字どうり僕達は掻き分けていく。
そう気分はインディー・ジョーンズ!
頭の中をあのテーマソングが鳴り響く!気をつけろ!何時何が襲ってくるか解らない!右を見るときは左も見ろ!
疑わしきは殺せ!トラウトマン大佐の教えだ!(そりゃランボーだ!)
あっ! 本に躓いてしまった。とりあえず手に取る。え〜なになに、”車マガジン・ランチア大特集!” ランチア?なにそれ?
関係無いや、本を置いて机の上を見る。ん?小瓶がある。ラベルには”RITUKO”の文字が・・・
ミサトさんの部屋にリツコ製の薬の小瓶、虚構の実験、アスカのヒゲ、見ないふりの指示・・・・・・
遊んだな・・・僕とアスカの反応を見て楽しんだな・・・あの二人・・・
後ろではアスカが怒りに肩を震わせている。
:NERV
「どういう事なのか、解るように説明してください」 僕はミサトさん、リツコさんをアスカと二人で壁に追いつめながら質問をした。
もちろん僕の手にはグルカナイフ、アスカの手にはゾーリンゲンのナイフが握られている。
「ま、待ってシンちゃん、アスカ!わ、私はただ、い、碇指令から命令されていただけなの!し、信じて!
それに後もう少しでアスカのヒゲも無くなるわ!」
しどろもどろになりながらミサトさんが言い訳をする。そうかアスカのヒゲは治るのか・・・しかし、
「父さんが・・・?」
「そ、そうなのシンジ君!指令から命令されて仕方なくやったの。ミサトも私も・・・」
「・・・理由はなんなのよ」 アスカの氷点下の声。アスカはミサトさんの頬をナイフでペチペチ叩いている。
「(そろそろ潮時かしら?)ちゃんと話したら私たちを解放してくれる?シンジ君」
「いいでしょう」
「それはね・・・
碇指令はシンジ君に嫌われているのは自分のヒゲのせいだと思っているのよ
でもヒゲは剃りたくないそうよ。あの人のアイデンティティだから・・・
そこでシンジ君にはヒゲに慣れてもらおうってことになって・・・
仕方なかったのよ!」
「・・・父さんの仕業ってことですか・・・へぇ〜そうなんですか?ふ〜ん父さんがアスカをこんなにしたんだ・・・
ほ〜僕の大切なアスカをねぇ〜」 ようやく父さんのこと解ってきて今までのこと許せる、これからやり直せると思ったのに・・・・
「シンジ?」
「シンちゃん?」
「シンジ君?」
ほどなく司令室から情けない男の悲鳴が上がり、シンジの手には血の付いたナイフが握られていた・・・
「・・・・・・痛いな」 血だらけの顔をタオルで拭きながらぼやくゲンドウ。
「そりゃシェービングクリームも無しにヒゲ剃られてはな。無理もない。
結局シンジ君はお前のヒゲに慣れなかったな。これも計画どうりなのか?」
「・・・問題ない。まだ策はある。シンジの奴めそんなにヒゲが嫌いなのか?父さんは悲しい・・・」
「・・・・・・(シンジ君が怒ったのはそのせいではないのでは?)」
「しかしヒゲのない私というのも、なかなかダンディーだな。ユイが惚れるわけだ」
「・・・そうかな?(殺すぞ、碇!ユイ君を、ユイ君を返せ〜)」
あれから僕たちがどうなったかって?
そりゃもう毎日がバラ色だ!アスカは「責任取ってね」と言って僕にべったりだ。
ミサトさんは最近帰ってこない。なんでも残業らしい。大変だ(ラブラブ全開の家には帰りたくない・・・ミサト談)
そして僕も思春期を迎え少しヒゲが生えてきた。
でも僕の顔にはヒゲは一本もない。なぜならアスカが毎日剃ってくれるから。
「あのヒゲオヤジみたいにならないでね!私のシンジ」 そう言って剃ってくれる。
しかし最初の頃は切り傷が絶えなかったよ。最近ではかなり上手くなったけど・・・
父さんには少し感謝している。あの事件がなかったら僕はアスカとこういう関係になれなかっただろう
数年後、アスカと結婚するときはしょうがない、呼んでやろう。
「シンジー、早く寝ようよ!早く来て」
「うん。待って・・・よし」 PCの電源を切ってアスカの寝ているベットに向かう。
「遅いよシンジ!罰として今日は寝させてあげない」
「えぇ〜!明日も学校あるんだよ?」
「シンジは私のこと嫌いなの?」
「そんなことないよ!ほら証拠にここが」
「凄いわ!シンジ。早く・・・」
「好きだよアスカ・・・」
「私も、シンジ・・・」
そして二人の距離はゼロになる・・・・・
「ほんとか?碇・・・・」
:後書き
初めまして!しまやんと申します。ドラえぽんさんとはnozさんの掲示板でエロ文章を書きあって
削除された仲です(爆) 初投稿ってことで皆さんよろしくお願いします。
この話のほかにも色々考えておりますのでぼちぼち投稿していこうと思います。
エヴァベースのスプリガンもの、エリアルもの等考えておりますです。はい。
読んで下さった方誠にありがとうございます。もっとましなの書け!等の感想いただければ幸いです。
次は少しエロいのを書きたいですな(くすっ)
どもども、こんばんわ。ぼく、ドラえぽんです。
しまやんさん、投稿ありがとー!!ついにしまやんさんもひげデビューですね。(笑)
ちなみに、しまやんさんとは上に書いてあるようにエロ仲間です。(爆)
あ、ドラえぽんもスプリガン好きですよー。
それにしても、ホントに初投稿なんでしょうか。話にテンポがあって軽快な読み口ですねー。腹痛いッス。
シンジ君なかなか極悪でいいです。(笑) やっぱり、シンジ君ってひげマニア?
アスカ様のゾーリンゲンのナイフってのもツボ押さえててうまいです。
ゲンドウは何を考えてたんでしょうね。ミサトとリツコものりのりだし。しかし、補完計画ってむちゃくちゃ言ってますね。(笑)
まあ、ゾーリンゲンの餌食になったしいいな...。(爆)
そして、最後はラブラブで最高の流れですね。キャラに味があるし面白かったです。
さあ、見事な補完計画(笑)を書いてくれたしまやんさんに感想をおくろー!!\( > _ < )おーっ
しまやんさんへの感想はここです。