「変ね・・・・・・」

「どうしたんですか?先輩」
傍らにいるマヤがリツコのつぶやきに答える。

彼女たちは今、アスカと弐号機の初戦闘のデータの整理のため
人気の消えた発令所で、ただ二人残業していた。

「アスカの体脂肪率がドイツ支部から送られてきたデータを大きく下回っているの
よ。それにシンジ君の身長もわずか一日で大きく伸びているわ。」

「アスカちゃんもなれない戦闘後でしたから、それに船旅の疲れも残っていたんじゃ
ないですか?シンジ君の方も成長期ですもの、急に伸びてもおかしくないですよ」

「そうね・・・・・・」

マヤは当たり障りのない答えを返す。
しかし、その程度がわからないリツコではないということも十分理解していた。


それっきり、発令所は再び沈黙がもどってきた、ただキーボードをたたく音以外は。










 

KYOpresents.
いつか、ふたりで
第弐話

 

 

 

 

 

 






時間を少し戻そう。弐号機による使徒との戦闘を終え、本部での検診もすませた
シンジは今日どうするかを考えていた。何かしなくてはならないことがあるような気
がし、落ち着かなかったのである。


何だろう?何をしたらいいんだろう?アスカのお見舞い?確かにそれもしなくちゃ、
でも他にも何かある気がする。

そう、アスカは極度の疲労から戦闘直後に眠ってしまい、今日は本部内の病院での入
院を命じられたのである。



なんか僕も疲れたな・・・・当たり前か、あんな事があったんだもんな。
綾波はあの後どうしているんだろう、たった一人であんな世界に残されて・・・。

!綾波?そうか、綾波と話をしないと!こっちの世界にも綾波はいるんだ!

・・・・・何を話せば良いんだろう・・・・・・・でも、このままじゃいけないよ
な、こっちの世界の綾波にはなんとしても幸せになってもらわなきゃ。
よし、綾波の家に行ってみよう。

その前にアスカのとこに行かなくちゃ・・・・・・また拒否されるのかな・・・
しかたないよな・・・・・アスカをあんな目にあわせたんだもんな・・・・。












ネルフ本部内病院303号病室前




あの時と同じ病室だ・・・・・

アスカ・・・・・・君はまた笑ってくれるんだろうか・・・・・・

もし、またこのまま眠り続けるなんて事だったら・・・・・・・・・・・








病室内



「なんでアタシが入院しなきゃなんないのよ!」

「アスカ、今まで疲れ果てて寝てたのは誰だと思ってるの?今日はおとなしくしてな
さい」

病室の中ではアスカと見舞いにきたミサトが言い争いをしていた。

シンジにとってその光景はなつかしいものであった、今思えばこうして二人の喧嘩を
眺めていた時が一番幸せな時であったのかもしれないと思いつつ・・・・。


「ミ、ミサトさん、アスカは大丈夫なんですか?」

「あら〜シンちゃん、アスカのお見舞い?隅に置けないわね〜」

「そんなんじゃないですよ・・・・・・」

「アスカはもう心配いらないわ、ただの疲労よ、明日にでも退院できるわよん」

シンジが入ってきたのを知ったアスカは、じっとシンジを睨み付けていた。
それは、アスカがまだシンジを許していないことを無言で語るものだった。


「アンタ何しにきたのよ・・・アンタの顔を見てると余計具合悪くなるわ!さっさと
出てきなさい!」

「アスカ・・・・・・」

「ちょっちょっとアスカ!それはないんじゃない?せっかくシンちゃんがお見舞いに
来てくれたのに。」

「いいんですよ、ミサトさん。仕方ない事なんです・・・・」

シンジは黙って病室を後にした。後に残されたミサトは事の成り行きを理解できずに
いたが、すぐに取り直すと、アスカに一言声をかけた後、病室を後にした。その顔
は、優しいお姉さんでも、ずぼらな保護者でもなく、まさしくネルフ作戦部長のそれ
であった。










綾波レイの家の前


『綾波、レイ』・・・彼女は一体なんだったのだろう。僕は綾波と冷静に話すことな
んてできるんだろうか。
会って何から話せば良いんだろう、お礼を言う訳にもいかないよな、まだこっちの綾
波は何も知らないんだもん。



「おじゃまします、碇だけど綾波いる?」

あいかわらず鍵のかかっていない部屋に入ると、レイは無表情でシンジを見つめてい
た。


「何?」

「い、いや、元気かなと思って・・・」

「そう。」

シンジは決心した。レイには全てを話してしまおうと、あの忌まわしい未来にならな
いようにするために。


自分が未来から来たこと

綾波が自分を守るために自爆したこと

三人目の綾波のこと

水槽にただよう他の綾波レイたちを見たこと

渚カヲルのこと

三人目の綾波がATフィールドを張ったこと

戦自が攻めてきたこと






そして

サードインパクトのこと



全てを話し終えた時、シンジは泣いていた。レイはそれを無表情で眺めていた。た
だ、自分の正体が知られたことにだけは驚きと悲しみの表情をしていたが・・・。














沈黙が二人を包む





























先に口を開いたのは以外にもレイであった。

「それで、あなたは何をしたいの?」
























「もう、繰り返したくないんだ。」




























「そう。」


























「もう、あんな悲しい思いはしたくないんだ。今度こそ、みんな幸せになってほしい
んだ。綾波も、アスカも、ミサトさんも。」























いつの間にかすっかり日は暮れていた。レイの部屋ではシンジのすすり泣く声だけが
響いていた。
























ネルフ本部、赤木リツコ研究室


「ふ〜んそれじゃシンちゃんとアスカが今までに出会っている可能性は0なわけね」

「そういうことになるわね」

「それにしてはあの二人の様子は変よね・・・・」

「そうね・・・・ミサト、あなたシンジ君のこと見てて何か感じたことはないの?」

「悲しい顔をしてたわ・・・・あんなシンジ君今まで見たことなかった・・・・」

「何かあったと思うのが妥当ね」

「よし!考えていてもしかたないわね、直接あの二人に聞きましょう!」

「できるの?あの子たち、結構難しいわよ」

「だから〜アスカもうちで引き取っちゃうわよ、そうすれば機会もうまれるってもん
でしょ」

「それこそ難しいわよ、特にアスカがね」

「どっちみちパイロットがいがみ合ってたんじゃ困るでしょ、仲直りの機会を作って
あげるのも上司のつとめってね」

「まあいいわ、じゃああなたに任せたわ」









『さて、アスカにどう言おうかしら・・・・ま、なんとかなるか!』

















KYOです。すみません、お待たせした割にへぼな文章で

しかも短いし・・・・

レイって苦手なんですよね、何考えてるかわかんないし。

しかも雰囲気はLRS? (爆)

ま、とりあえず《祝!同居》ってことでかんべんしてください。
(なんか強引だった気もするけど・・・・)

さて、いつになったらLASになるのか、誰もわからない。
(作者自身も)(激爆)



次回もちょっと遅れます、ごめんなさい。

第参話へ続く

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し、シンジ君。そんなに簡単に秘密をしゃべっちゃダメだよ...。( ^_^;)

と言うわけで、KYOさんが帰ってきましたー。久々の連載第三話ありがとうございますー。\( > 0 < )待ってましたー

それにしても、やはりリツコは鋭いですねえ。彼女はどう動くんでしょう、それも見所の一つでしょうね。

そして、レイ。秘密を打ち明けられた彼女はゲンドウかシンジかどちら側に付くんでしょうか。うーむ

そしてそして、同居だー!!\(●> _ <●)/うきょほー
シンジ君はこのチャンスを今度こそ生かすことが出来るのか。アスカ様のかたくなな心を癒やす事が出来るのか。必見です。

さあ、世界が動いてきたEOE補完。早速KYOさんに感想&応援を書いて続きを書いてもらおー。\( ^ 0 ^ )おー
っと言いたいところですが、KYOさんはこれから会社の研修に行ってしまうのでメールの返信が出来ないそうです。それでも良い、という方は励ましの言葉をメールか感想掲示板に書いてちょ。\( ^ - ^ )
(注)返信はいらないデスと書いてあげてね。

KYOさんへの感想はここです。

または簡単感想用掲示板へどうぞ。

感想用フォームです。2,3行の感想でも作者さんは嬉しかったりするのだ。

ここから是非感想を送るのだー。\(●> _ <●)おーっ

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