これでもLASけ?
桜が一番好き<外伝>3
ばっちり幸せ アスカちゃん
ガンガーン!!ガガガアアアン!!
今日も今日とてアスカさん。愛用のCz-75の実射訓練に余念がない…。
射撃音が試射場に響き渡る。マグナムフォローポイント弾15連発。
殺傷力の非常に高い怖い弾丸です。
真面目に練習かと思いきや、拳銃置きの台には三色団子のお皿が。
「まったく!」
口をもぐもぐさせながら、弾を詰め替えるアスカ。
「こんなにかわいい奥さんを抛っぽり出して仕事仕事って…。」
とうとう連休が終わってしまって世間ではいつも通りの喧燥を取り戻していました。
「ようアスカ!調子いいじゃないか。GWはどこかへ連れて…。」
となりの射室に入った青葉が声をかけると、串だけになった団子をくわえた
アスカが横目でギロリと睨みつけます。
「…連れていってもらえなかったみたいだね。しつれいしましたあ〜。
(おどおど)。」
やばい事を聞いたと思った青葉は急いで規定の射撃数を撃つとそそくさと
逃げていきました。
「ふん……だ。うらやましくなんかありませんよーだ !!。」
「よーし、次は市街地訓練だ。」
教官が大声で向こうへ回れと合図を送ります。
市街地訓練と言うのは軍の制圧特殊部隊がよく使用する訓練で、廃虚などの中から
銃を構えたヒトガタ版が飛び出してくるのをとっさに反応して撃つという訓練ですね。
中には、子供、女性、丸腰のものが含まれていて、間違って撃てばもちろん大減点
という、アレです。
普通の者は、必死で駆け抜けたり、転がったり、途中で判断不能になったりする、
たいへん厳しい訓練なのです。ふつう。
「にーげたあ〜、(パアン ! ) にょうぼーにゃ、(ズキュウウン!) みれんは なあいいがあ〜。
おちーちい〜(ぱあん!)……。」
ところがアスカは歌をうなりながら(どういう趣味じゃ!)右だ左だと抜群の反射神経と抜打ち
スピードですべて完璧に打ち倒していきます。
「こらーっ! アスカ、真面目にやらんかぁっ!!」
教官が叫んでもお構いなし。
「へっへーっだ。
この私が一枚でもはずしたらグラウンドを完全武装で20周してあげるわよーっ!」
と、叫び返します。
いつもこの調子です。天才的な射撃センスですが示しのつかない事おびただしい。
あと一枚…。
ばんっ!! ボードが跳ね上がります。ところが、アスカは固まったまま動けません。
いったいどうした、アスカ!!
「あ―――――。」
ビッビー!!
警告音が鳴り、*射殺されました のマークを点けたライトが点滅してしまいました。
「さあ、アスカ、約束は守ってもらうぞ!
完全武装でグラウンド20周うっ!!」
教官達がにやにや笑いながら叫びます。完全武装プラス複合鋼板の盾。計30kg。
この時代にしては小柄なアスカには、鍛えているとは言っても、きつい。
「ひい、ひい、……。」
炎天下、意地っ張りのアスカは汗みどろで走りつづけます。
おや? 時々ちらっとゴール地点を見ていますね。
そこには
にっこり笑って花束を抱え、手には銃を構えるシンジの
ボードがあったのでした。
むりやり、もらったらしい。コロんでも ただでは起きないアスカちゃんでありました。
「 シンジ、頑張るから見ててね! 」
「ふっ、さすがの鬼姫様もべたぼれの亭主は撃てなかったな。我々の作戦勝ちだ。」
「ま〜、やや空しくはあるがな…。」
「 しかし、アスカの奴 粘るな。もう24周目だぞ…。」
「 5周もしないでダウンかと思ったがなぁ 。」
舌を巻く教官達。なぜ24周も走っているかと言うとシンジの顔に見とれてボーッとして
いるからなのは、いうまでもありません。
「ひい、 ひい、 ひい。」
アスカが、大きなバッグと一緒に家に帰ってきました。もう汗ダクダクです。
その上、しっかりと、シンジボードを抱えています。
部屋にでも飾るつもりでしょうかね。
ピロリンポロリン♪♪ ガチャ。
ドサーッと床に倒れこむアスカちゃん。
「ひい、ひい、結局27周も走っちゃったのはきつかったあ。ひい、ひい。」
結局あれから更に3周も走って、教官に停められたアスカ。
さすがにこの炎天下。教官の方が、心配になってしまったんです。
「奥様、冷たいお絞りをどうぞ。」
「さっさと、停めてくれないんだもんな――――。ありがとう、綾波さん。シンジは?」
顔をごしごし…。家に帰ってきて出されるよく冷えたお絞りは最高!
「さっきから、水風呂におはいりですよ。」
「いいなー、水風呂かぁ。……そ・う・だ。」
この場面で何かお約束のアスカさんの行動と言えば、懸命なる読者諸氏にはもう
ぴん!
と来るものがあるでありましょう。そう、あれだあ。
「えーっと、水着水着は…。」
ニマニマしながら、赤いビキニブラをつけるアスカ。
「う〜ん。 えへへ いい女じゃないかぁ-----。 ぽっ。」
姿見の前でポーズをつけるアスカ。これで、バスタオルを巻いてっと。
てとてとてとてと……。
「シンジー、入るわよー。」
中に入っていたシンジはびっくり。
立ち上がろうとして湯船でひっくり返ったのか、
ごん!ばしゃばしゃばしゃ! という音が聞こえてきます。
「まっ、待って!アスカっ!」
くどいようだがこの二人、どういう神の悪戯か、結婚してから随分になるのにいまだ
純情カップルのまま。住み込みお手伝いさんの綾波さんに気兼ねして何もできない
清い仲なのです。
かまわず風呂場に押し入るアスカちゃん。
「あ、タオル巻いてるのか…ほっ。」
残念なのか、安心したのか、ため息をつくシンジくん。にやりと笑うアスカさん。
「あ、まーい!! 碇シンジ!奥さんほっぽり罪で逮捕するうっ!!。」
バッとタオルを投げ捨てるアスカ。ガンッ!またも引きすぎて後ろ頭をぶつけるシンジ。
「はーっはっはっはっはっ。 驚いたかぁ! ちゃあんと水着付きよ、安心した?
それとも残念?」
ブバッと大量に出血するシンジ。風呂の水が赤く染まる。タシカニオドロイタ…。
「キャーッ、シンジ。どうしたの!」
駆け寄って抱きかかえるアスカ。しかし出血は、ブババッ!ますます激しさを増すばかりです。
必死で下を指差すシンジ。下を見るアスカ。何やら赤金色の…。
「ヤアアアアアアアアアアア――――――ッ。」
どどどどどどどどどどどどどどど・……バタン!!
下をはき忘れていたのでした。ご愁傷様。(ちーん!)
慌てて風呂場から飛び出てくるシンジ。
どんどんどん!どんどんどんどん!
「アスカ、あけて!」
「いやっ、もう顔合わせられないっ!」
こうなったら最後、アスカの部屋は天の岩戸です。びくとも開きません。
「誰にでもある間違えじゃないか! 恥ずかしくなんか無いよ。」
いーや、誰も間違えないし、相当恥ずかしい事だと思うぞ…。
ひときわ高くなる泣き声。
「ああ、もう! ちょっと黙ってて下さいよ!」
シンジににらまれちゃった。
「ね、出てきたらいい事があるんだよ。アスカ!」
いい事と聞いて、ベッドから顔を上げるアスカちゃん。ぴくっ。
「えーん、えーん。」
ちょっと泣き声に期待音が微妙に混じったのを聞き分けるシンジ。
この辺は、優秀な旦那になる素質たっぷりですね。
「あのね。来週のアスカの非番が2日間あるでしょ、それに合わせて非番が取れたんだよ。
前後が準待機だから遠くには行けないけど、どこかに日帰りで遊びに行こうよ。」
「えーん…えーん…。…。」
泣き止みました。
中のアスカさんは湧き上がるにやにや笑いを押さえ切れなくなっているのでした。
ここで、止めの一言!
「かわいいアスカ!早く出てきてどこ行くか相談しようよ!」
「はーい!!」
満面笑みで飛び出してくるアスカさん、ロックをはずす。がちゃ。
心配で、鍵が外れたとたんに部屋に踏み込むシンジ君。飛び出してくるアスカさん。
がっち―――ん !!
「いった―――――――い!!」
同時に悲鳴を上げる二人。シンジ君の腰に巻いたタオルがはらり。
その上アスカさんは、またも何もかも忘れて飛び出してきたからさっきのまんまの
かっこうです。
「いてて、あはは…。うあわ――――――!」
「いたた、あはは…。ぎええ――――――!」
また、ばたばたと走り回る二人…。
呆れている綾波さん。しかしその笑顔は優しさに満ちていました。
「いいわね、新婚さんて…。私もむかしは…。(ぽっ)」
なぜ、赤くなる?
ぶおん、ぶおん…。
今日はいよいよドライブ当日です。アスカは4時から起きてお弁当を作成。
綾波さんにも手伝っては貰いましたが、ほとんど独力でバスケット一杯の
お弁当を作るという気合の入れ様です。
シンジも5時には起き出して、愛車の「弐号機」。 トレノレッドスカイラインGT-Rをピカ
ピカに磨き上げました。
アスカの大好きな真っ赤な車です。
旧世紀末頃に登場した国内最強エンジンの一つ、RB26DE−Tエンジンを、出力を落とす事無く
ハイブリッドエンジン化したRB26DE−THが、シンジの踏む込みに応じて、力強い咆哮を上げています。
最高出力350ps/7,000rpm 6速マニュアル・トランスミッション。ファインセラミック製ターボタービン。
それを支える下回りは、アクティブ・サスペンション+トルク配分型四輪駆動システム。
そして230−45R18インチタイヤのモンスターマシン。
まるで、レースにでも出そうな感じの二人の愛車。
広域専従捜査部に所属する以上、二人は何時でも、緊急即応力が要求されるのです。
シンジは学生時代に買った中古車を零号機、初めて買った新車を壱号機、そしてアスカと選んだこの車を
弐号機と愛着を込めて呼んでいるのでした。
「いってらっしゃいませ奥様。頑張って下さいませね。」
「うん、頑張ります!」
いったい何を頑張るというのですか、女性陣。
す―――っと動き出す車。窓から身を乗り出して手を振るアスカ。見送る綾波さん。
平日なので道は空いていました。
「わーい、おっ出かけ、おっ出かけ!」
はしゃぐアスカちゃん。
マンションの出入り口から環状線に出るとバスケットからおにぎりを出します。
「はい、シンジ。あさごはん!」
「も、もう食べるの?」
周りは出足の早い通勤の車がいるし、道を歩いている人もいっぱいいるのです。
「だってもうドライブと休暇は始まっているのよ。この際他人はいないと思わなくちゃ!」
「手がふさがってるから…。」
「だから、はい。」
アスカはシンジがかじりやすいように、口元まで持ってきてくれます。
「あーん、ぱく。むしゃむしゃ。」
「おいしい?」
「う〜ん、絶妙な塩加減だねえ。」
「お茶もどうぞ。」
「んんん…ごくごく。ああー、やっぱりおむすびには麦茶だよねえ。」
「ね――――。」
そのとき真っ赤なスカイラインは、位相空間からの半転移状態となり怪しげなピンクの
エネルギー光に包まれていたといいます。
突然!居眠り運転の10トントラックが、中央射線を突き破って突然突っ込んできました。
びっくりするシンジ! とっさにハンドルを切ろうとしたその瞬間、トラックは勝手に爆発し、
粉々になって飛び散ってしまったため、こちらに損傷はありませんでした。
「???」
高速道路に乗ると、暴走族のバイク50台ばかり並走となりました。やだなあ。
「ようようよう。」
「お熱いじゃねえかよう。」
「ぼくちゃんにもゆで卵、頂戴よう。」
(シンジはその時、ゆで卵を口に押し込まれている最中であった。)
気の強いアスカは、カッとなって窓を開けて叫びます。
「バッカじゃないのあんた達、さっさと行っちゃいなさいよ!」
「うっひょ〜っ、ハクイ スケ連れてんじゃんかぁ!!」
ますます喜ぶ頭の悪そうなお兄さん達。
「向こうへ、いかんかい !」
アスカの投げたジュースの空缶が、一人の頭にカキン!
お兄さんの顔色が見る見るうちに変わります。
「のやろう…。やっちまえっ!!」
「うおーっす。」
一斉に鉄パイプを持って襲い掛かってくる暴走族。
緊張するシンジ。
が、バンバン殴ってもピンクの見えない壁が彼らの鉄パイプを阻みます。
それどころか、近寄ると、猛烈なめまい、頭痛、吐き気におそわれるのです。
「や、やばいっすよ。なんかガスでもながしてんじゃないすかあ?!」
L.L.S.T.field (らぶらぶすきすきとってもフィールド)とは知る由も無い彼らで
ありました。
そのとき、アスカの目が怪しく輝くと、ピ――――――――ッと、赤い、レーザーのような
光線がはしります!
ズドオオオン!
たちまち転倒爆発炎上するバイクが2,3台。
これこそあなたも新婚さんの家に行くとよく感じたであろう L..L..S.T.fieldの姉妹品、
新婚のうちに、いつまでいるんや、気いきかさんかい、ワレ!光線
(SIKW光線)
でありました!!
アスカは極度の集中力によって (シンジとの、お出かけの邪魔をするものは全て敵!)
これを人体から自然発生させているのです。
「うっひょ―――っ!!」
じろり、どっかああああんん!!
「コノヤロ―――――――!!」
ギロリ!ズガアアアアン!!
次々と爆発炎上する暴走族のバイク群。
猛烈な煙と炎と爆風の中を、STfieldに守られて突き進む二人のスカイライン。
近づくと気持ちが悪くなってたおれ、離れればSIKW光線の餌食となる。
暴走族は、壊滅への道を突き進むしかなかったのでした。
ヒュウウウウウウウン!
サイレンを鳴らして追尾してきたパトロールカー群。
次々と爆発炎上を続ける暴走族をなんとか抗争相手と引き分けようと割って入るのですが、
爆煙と吹き上げる炎で肝心の相手が特定できません。
スカイラインの中は相変わらず、
「次はそのから揚げが食べたいなあ。」
「うんうん、さすがぁ、お目が高い旦那。これはアスカちゃんが手によりをかけて作った、
名古屋地鶏のから揚げですう。ア〜〜ン。」
「ぱく、むぐむぐ… うむ、ぐっどていすとである。」
「危険な武器を所有して発砲しているそこの車!停まりなさい!」
「うるさいわねえ、いったい何なのかしら?」
振り向いた所にライトをパッシングさせるパトカーが数台。
ぴ-------------------っ!!
どおっかあああああん、っぐわっしゃん、カランカランカラン……。
「アスカ、何なの?うしろの騒ぎ。」
「さあ、なんかの取り締まりか事故じゃないの?」
「へー、気をつけなくちゃね。アスカが怪我したら大変だもんね。」
「シンジ、やっさし---。(ぎゅっ)」
後方で、その様子を見ていた観光バスの運転手談:
「203高地って、あんな感じだったんじゃないですかね。」
中央高速から、富士山に向かってまっしっぐら。富士吉田から河口湖インターを目指す二人。
そこから西湖、精進湖、本栖湖をめぐります。
真っ青に晴れ上がった空に富士山がすがすがしい日でした。
本栖湖から真っ直ぐ南下する途中は富士山が裾野まで見渡され、放牧の牛が草を食み
雄大で、牧歌的景色です。
(夏もいいですが、真冬は真っ白な富士が深い青に包まれて、神秘的ですらあります。
ぜひ読者の方も、行ってみて頂きたくおもいます。)
朝霧高原で、牛乳をのみ、馬に乗って遊んだ二人は一気に南下し、田子の浦から
カーフェリーで、西伊豆の土肥まで船旅を楽しみました。
広い一般後部デッキ。潮風の中、髪をなびかせるアスカをカメラに収めるシンジ。
特等席に挨拶に来る船長さん。特別に舵輪を握らせてもらい大喜びのアスカ。
特等室はほとんど個室で、そのデッキは船のてっぺんにあって船長気分が
味わえるのです。タオルで頭を包み、海賊になりきるアスカ。笑い転げるシンジ。
土肥で下りた二人は、雲居のホテルで露天風呂に入り潮気を流します。
海に向かって開けた気持ちのいい温泉です。
そして暫く浜辺で砂遊びを楽しんだ後、弐号機は、沼津に向かって、西伊豆の海岸線をひた走ります。
Up-downが激しい道ですが、それだけに変化に富み、春は桜のトンネルが延々と続き、
夏は滴るような緑の中を走る事ができます。左手にはつねに美しい海岸線があり、景色は
刻々と変わります。砂浜あり、入り江あり、松並木が続くかと思えば、一転して花畑が現れます。
トンネルを抜け、漁村を抜け、アクアダイブの青年達とすれ違いながら、楽しいドライブが続きます。
次第に陽が落ちてきて、海の上にぽっかりと浮かんだように見える富士にだけ、スポットライトが
当たっているように見えるのでした。
シンジとアスカは、見晴らしのいい峠の一角に車を止めて外へ。
ところどころで目にした地元の美術愛好家の作ったかわいいオブジェがここにもあります。
二人は、海に向かって並んで立ち、終わっていく一日を本当に惜しいと思い、楽しかった一日を
思いました……。
「シンジ、楽しかったね。」
「うん。ぼくたち…こんなに笑ったの久しぶりかもしれない。」
最後の残照を太陽が投げかけ、空を雲を海を、茜色にしていきます。
本当に真っ赤な夕日がアスカの髪を黄金色に染め上げ、彼女の大きな瞳を
星の渦のようにきらめかせています。
ちらっと横目でアスカを見たシンジは身体中がカーッと熱くなったような気がします。
ふんわりと漂うアスカの香りを意識しただけで心臓がばくばくと音を立てるのが、
はっきりわかるのです。
ああ、こんなにもアスカって、きれいだったんだ…。
おなじように、夕日を浴びたシンジがますます凛々しく見え、アスカも、心臓の拍動が
高まっていくのを押さえ切れません。
どくん どくん、その拍動のたびにきゅーっと深い所に痛みが走るようです。
身体中にまるで炎が駆け巡っているような気がします。
もう、これ以上真っ直ぐ立っていられない、とアスカは思います。
どうしよう、 どうしよう … 胸が苦しい。シンジをまっすぐに見てられない…。
二人はそっと指を絡ませ合いました。そうして手をつないでいると、ほんのいくらかだけ心臓が鼓動を
抑えてくれたように思えました。
「アスカ。 君と会えて… よかった。」
「わたしも。」
二人は、カラカラになった喉からなんとかこれだけを口にしました。
はじめて出会った日の夕暮れを思い出して、つないだ手を堅く握りしめあいました。
それからやっと安心したようににっこり微笑みあい、お互いの顔を寄せ、
小鳥のようにふたつみっつ、軽くくちびるを合わせました。
ST fieldが半径100メートルを包み込みます。
「さあ、帰ろうか。」
「ええ!」
ばたん。
ドアが閉まり、スカイラインは一路、綾波さんの待つ東中野を目指します。
「-----シンジ、私しあわせ。」
二人の走り去った峠では、半径100mの中だけ、桜が咲き乱れ、たんぽぽが花を開き、
カタクリが可憐な花を揺らし、ミカンがかぐわしい香りの花をつけていました。
碧青色のオオルリのつがいが、顔を見あわせて、桜の枝に仲良く止まっていました。
おそるべし、LLSTfield!
桜が一番好き!<外伝3>おしまい
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
調子に乗って、外伝3を書いてしまいました。本編はどうなってるんでしょうねえ。
アスカちゃんには後で殴り飛ばされそうなシーンも書いてしまいましたが、ごめん。
ここの二人は、純情可憐、純粋無垢、いつも明るく元気でにこにこ、自分よりも相手優先、
悪は決して許さない。
この路線です。まあ、本編もそうなんですけどね。
「 その後の二人 」 を書いていると思って頂ければ…。(まだ本編終わってないのに。)
今回のふたりのデートコースは実際お勧めデートコースです。
頑張ってプロポーズかますもよし、新婚さんで行くもよし、家族で行っても楽しい。
日帰りでも、お泊りでもそれに応じて、大変楽しいコースです。
ぜひお出かけ下さい。
こめどころ
あはは、訓練で遊んでるおこちゃまアスカさん可愛いですねえ。(●^_^●)ぐふふふ というわけで、こめどころさん桜番外編3発目ありがとうございますー。\( > 0 < )/うえーい それにしても、花束と銃はともかく(笑)シンジ君相手じゃアスカさんも撃てないよね。 しかしアスカさんったら下はかないでご登場。...マニアックだ。(笑) 綾波さんは『わたしも昔は...』って一体何者なんだろう。怪しいなあ(笑) ピンク色に包まれる弐号機。それに近づくなんて暴走族も哀れな..。(爆) ついにレーザー兵器まで手に入れたアスカさん、もう怖いものナシですね。 ラストのデートシーンもすごく楽しそうですよねえ。天真爛漫なアスカさんほど可愛いものは無いですよね。シンジ君も幸せ者だなあ。( ^ - ^ ) さあ、またまた楽しい作品を書いてくれたこめどころさんに、感想を書いてまたゴロゴロさせて貰おー。\( > 0 < )おー |
こめどころさんへの感想はここです。
または簡単感想用掲示板へどうぞ。
◎感想用フォームです。2,3行の感想でも作者さんは嬉しかったりするのだ。