白くて、ふわりとした舌触り、甘くて、冷たい

ソフトクリーム、子供っぽいって思われるかもしれないけれど、アタシはこれが大好きだ。

このなんとも言えない、微妙な甘さがいいのよね。

だから、アタシはいつもソフトクリームを食べる。

アイツと一緒の時は特に……

これを二人で食べる時のアイツの顔って可愛いんだ。

恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めちゃって、この辺何年たってもアイツは変わらない。

ふふ、どんなすごい力を持とうと、アイツはアイツなんだって実感させてくれる。

だから、アタシはソフトクリームって大好き。

 

 

 

10万ヒット記念

永遠の時の果てで

外伝その4

ソフトクリーム

 

微かに響くセミの声、一年中常夏の日本では別に珍しくも無い光景。

雲の間から照り付けてくる陽射しが眩しい。

時々吹き抜ける涼しい風が心地よい。

今、アタシはあいつとの待ち合わせの場所に向かっていた。

住んでいる所は一緒でも、たまにはこういったデート気分も味わいたいし。

ミサトなんかに言わせると“シンちゃんと再会してから、アスカはシンちゃんにらぶらぶなんだから”なんて事を言われそうだ。

ふう、でもそれを否定できない自分がいるのがちょっと、恥ずかしいかな、でも嬉しい。

待ち合わせの公園に着く、時間は大体約束の十分前、ぐるっと公園を見回してみたけどアイツの姿は見当たらなかった。

いつも、時間にきちんとしたアイツは十分前には待ち合わせの場所にいるはずなのに。

一瞬、不安になる、アタシ、その時アタシを一番安心させてくれる声がアタシの耳に届いた。

「アスカ!!」

振り向けばそこにアイツがいた、何時ものように優しい笑みを浮かべ片手にソフトクリームを持った。

「遅いわ……そのソフトクリームは何」

「ああ、これ、さっきここに美味しそうなソフトクリームやさんの屋台が来たから、買ったんだ、アスカ好きでしょう、ソフトクリーム」

そう言って、アタシにソフトクリームを渡すシンジ。

「シンジはいいの」

「ぼ、僕はいいよ、もう食べたから」

ふう、ばーか、吃りながら言っても意味無いのよ。

ったく、伊達に同居していたわけじゃないわよ、アンタの事なんてお見通しなんだから。

「嘘、言うならもう少しましな嘘をつきなさい、ばかシンジ、ほら本当の事吐いちゃいなさい」

「ふう、叶わないな、アスカには、それが最後の一個だったんだ、ソフトクリーム」

なるほどね、シンジの言葉を聞きながらぺろっと一口、ソフトクリームをなめる。

甘い感触が口の中に広がる、うん、ちょうどいい甘さ、売り切れるのも頷ける。

「アンタはいいの、食べなくて、美味しいよこれ」

「僕はいいよ、アスカが全部食べていいよ」

「ほら、アタシが食べなさいって言ってるのよ」

アタシのその言葉に、小さく苦笑するとアイツはソフトクリームを一口、口に含む。

「うん、確かに美味しいね、これ」

「でしょう」

にこにこと微笑むアタシ、そんなアタシを見ながらふとシンジは何かを思い付いたようだ。

「あのさ、アスカ、これってやっぱり、間接キスかな」

何気ないシンジの一言にアタシの顔は真っ赤に染まった。

こ、この馬鹿は、さらっとそういう事を……

「あ、あ、アンタばかぁぁぁ、い、い、いきなり何、言うのよ」

「いやさ、あの、さ」

言った本人であるシンジもしどろもどろな様子だ。

ったく、自分で言ったくせにこの様とは、はあ、アタシの唇を知らないわけじゃないのに。

いつまでたっても、馬鹿なんだから。

シンジがしどろもどろしてくれたおかげでアタシのほうは逆に落ち着いてきた。

アタシは小さく笑うとそっとアイツに顔を寄せていく。

どちらからとも無く、互いの瞳が閉じられ、 触れ合う、アタシとシンジの鼓動。

「どっちが甘い、ソフトクリームとアタシ」

悪戯っぽい笑みを浮かべながらシンジにアタシはそっと囁く。

答える代わりに、シンジはアタシの体を抱きしめると、アタシの唇を奪った。

「んん!!」

いきなりの事にぼうっとしていたアタシの耳にシンジの声が響く。

「アスカのほうがずっと甘いよ」

悪戯っぽい響きがこもった、シンジの言葉が……・

「ばか」

アタシの小さな呟きだけが風に乗って、空を舞った。

 

 

 

Fin

 

 

 

 

 

 


後書き

 

うーん、ふらっと書いてしまいましたが、かけらも本編の雰囲気が無い。

よく、こんな甘い文章がかけたなと思います……

これは本当に永遠の時の果てで外伝か……

本編の雰囲気がかけらも無い、しかも、ルシアじゃなくてアスカが主役。

外伝はルシアの話にしようと堅く心に決めていたのに

とりあえず、この話は本編の第四部の外伝になります。

だいたい2017年くらいのお話です。

うーん、書いてて自分でもむず痒かった。

それでは、このあたりで……

 

ご意見、ご感想、文句、クレーム、誤字脱字の指摘はJ−wingまで。


ぐっはあ、あしゅかあまあまー!(●>_<●)(●> ̄<●)(●>_<●)(●> ̄<●)(●>_<●)(●> ̄<●)ごろごろごろごろごろごろごろ.....よさくっ

と言うわけでJ−wingさん10万HIT記念ありがとうございますー。\( > 0 < )/たまらんちん

こりゃまた10万ヒットにふさわしい甘ったるいものを..。\(●> _ <●)くうー

アスカ様のモノローグがまたたまらんですね。シンジ君への愛にあふれてますな。( ^ - ^ )

あとはやっぱり間接キス。いや、照れるアスカ様も可愛いッス。(●^▽^●)ぽっ
もう、シンちゃんったら大胆なんだから...。うきゃー

さあ、LASにん殺しな10万ヒット記念を送ってくれたJ−wingさんに、早速感想を書いてまた転がり殺して貰おー。(爆)\( ^ 0 ^ )うひょー

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