シンジ、受難

by 匿名希望さん

 

 

 

柔らかな陽射しが部屋に射し込んでくる。

やがて、陽の光がゆっくりと移動していき、アスカの顔にかかる。

「う、う〜ん......ふわぁ。」

アスカは心地よい目覚めを迎えた。

そして、アスカの目の前にはまだ開かない瞼がある。

「ふふっ、いつ見てもかわいい寝顔ね。」

アスカは左手でシンジの鼻の頭に触った。

「.....ん....」

シンジが微かに身じろぐ。

だが、アスカはおかまいなしに指を移動し、唇をなぞる。

指に感じるシンジの寝息。

そっと、唇をこじ開ける。

アスカは、指の代わりに舌を入れた。

クチュッ

起こさないように気を使いながら、今朝のファーストキスを済ませたアスカだが、シンジにはまだ起きる気配がない。

それどころか、「....ん...アスカ......」と寝言を言っている。

ちょっとしたいたずら心が、左手をシンジの胸に移動させる。

シンジの乳首、かわいいのよね。

ときおり、指を口に含んで湿らせながら、右胸をゆっくりと愛撫する。

本当は指ではなく、舌で弄びたいのだが、自分の髪の毛がシンジの腕枕の下敷きになっているので動かせない。

 

この間もらった指輪の石ぐらいのサイズになった時、アスカの方に体を向けていたシンジが仰向けに寝返りを打った。

一瞬、ビクッとしたアスカだったが、シンジの左足に自分の左足を絡ませる。

「ん.......」

もともと、体毛の少ないシンジの足がアスカに心地よい刺激を与えた。

我慢できなくなったアスカは、左手をそっとシンジに添える。

触れるか触れないかの微妙な接触。

シンジはまだ起きない。

いや、起きているかもしれない。

意志とは関係なく、動く体。

本能に身を任せる。

アスカが頭を浮かせると、痺れていたのか、シンジの腕がぎこちなく動く。

髪の毛を腕の下から抜き、痺れかけた右手でゆっくりと体を起こす。

左手はシンジから離さない。

膝立ちし、右手で潤いを確認し、左手でシンジを導く。

「はぁっ......」

一つになり、アスカは耳元でささやき、甘噛みする。

「シンジ、朝よ。」

休日の朝の日課が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 


シャー

熱くもなく、冷たくもないシャワー。

二人で浴びるシャワー。

突然、シンジが後ろからアスカの脇腹に手を回した。

「あん、シンジったら......、くすぐったい....」

いつものようにじゃれあう二人のはずだった。

しかし、シンジの言葉が爆弾を落とした。

「アスカ......太った?」

「え?.......そ、そんなことないと思うけど。」

シンジの言葉にびびるアスカ。

「...最近、重いんだよね。ちょっと。」

「え?......重い?」

「さっきも、ちょっと重く感じたんだけど。」

そう言いながら、シンジの手はアスカの脇腹やおなかをゆっくりとチェックしていく。

いつもなら、そこから上に伸びて行くはずの手が漂っている。

私、太った?

確かに最近、運動らしい運動といったら、アレしかしてないし。

シンジが作ってくれる料理はおいしいから、いつも残さず食べてるし。

この前の誕生日には、いっぱいケーキを作ってくれたし。

そう言えば、最後に体重を計ったのって........。

 

 

アスカはそそくさとシンジから離れ、浴室を出た。

「あれっ、アスカ..いいの?」

「うん、ちょっと先に上がるから。」

ガラッ。

目の前に、うっすらと埃をかぶった体重計。

最近、珍しいアナログ式。ドイツ製。

アスカは体重計に限らず、このメーカーのものが好きなのだ。

ティッシュで埃をふき取るのももどかしく、つま先から体重計に乗る。

ゆっくりと針が止まる。

やだ、....2キロ増えてる。

 

 

アスカはダイエットを決意した。

シンジがシャワーから出てきた時、アスカは端末でどこかのホームページを一生懸命見ていた。

 

 

 

 


「ごちそうさま。」

「え、アスカ......もういいの?」

シンジは悲しそうな顔でアスカの夕食の食べ残しを見た。

まだ半分近くある。

せっかく愛情をこめて作っているのに、アスカが残すなんて。

味付けがまずかったのかな?

「うん、......ちょっと食欲ないから。

ミサトのとこにでも持っていって。

きっと、ペンペンなら食べてくれるわ。」

アスカは自分の部屋に入っていった。

シンジは頷くしかなかった。

アスカ、どうしたんだろう。

とりあえず、自分の分を片づけて、ミサトの所に持っていく準備をする。

アスカの食べ残しを用意していたタッパに入れ、皿を水につける。

ジャンパーをはおり、アスカの部屋の前に立った。

「じゃ、置いてくるから。」

「....うん。」

微かな返事が聞こえる。

シンジはため息をついて家を出た。

ミサトの家は一つ上。

高校生になったとき、加持が転がり込んできた。

しかたなく、シンジとアスカは一階下で同棲を始めた。

ミサトも加持も、使徒戦の後片付けで世界を飛び回っている。

シンジ達はパイロットの退職金で、とりあえずは不自由のない生活ができている。

ただ大学卒業と同時に国連に入るという条件付きではあるが。

今夜も、ミサト達は家にいない。

プシュッ。

303号室のドアが開く。

予想通り、ペンペンが玄関で待っていた。

「ごめんねペンペン。待ってた?」

しゃがんでペンペンの頭をなでる。

「クエッ!」

ペンペンの視線はタッパに釘付けである。

「はいはい。今日はちょっと多めになってるから。」

シンジはペンペンが食事を食べ終えるまで、部屋の掃除をしていた。

 

 

「ただいま。」

シンジが帰ってきても、アスカは自分の部屋の中にいた。

いつもなら、ポテチを食べながら、リビングでお気に入りのTVを見ているはずなのに。

「アスカ?」

「よしっ、これよっ!」

突然のアスカの叫び声。

え?

ザッ。

アスカの部屋のふすまが開き、そこからニヤニヤしているアスカが出てきた。

「ど、どうかしたの?」

「ふふ〜ん、何でもないわよ、シンジ。」

「は?」

「片づけしたら、お風呂に入ろっか。」

「う、うん.......。」

「じゃ、私先に入ってる。待ってるからね、シ・ン・ジ。」

シンジは知らなかった。

アスカの机の端末が「セックスでダイエット」というページを表示していることを。


「ん、.......はぁっ.....はっ...はっ.....」

ベッドルーム。

どこか、不機嫌なアスカを心配していたシンジだが、今や自分のことが心配である。

何しろ、4回目。

朝と、浴室の分を足せば、6回目になる。

いつもにもまして積極的なアスカ。

自分自身はベッドに寝ていればよいのだが。

ギシッギシッ。

部屋に充満する男と女の匂い。

さっきから、ずっとアスカが上になって動いている。

シンジの手は、腰に添えられたり、胸を揉みしだいている。

やがて、二人の短い叫びと共に、営みは終わりを告げる。

「あ、あ、あぁぁ!」

 

 

「ふぅ、はぁ、..はぁ、..」

二人の荒い息づかい。

いつもなら、少し休んでからシャワーを浴びに行くのだが、アスカはさっさと浴室に向かってしまった。

シンジはベッドの上で汗が冷たくなっていくのを感じていた。

どうしたんだろ、アスカ......。

起きあがった時、シンジは浴室からアスカの叫び声を聞いた。

「いやぁぁぁぁああああああ!」

アスカ!

あの頃と同じ叫び声。

また、心が.......

思い出したくなかった叫び声が聞こえる。

あの時は半ば強引にアスカを抱いて、抑えた。

本当は直ってなかったの?

ベッドから慌てて出たシンジだが、シーツがからまって、転んでしまった。

ドテッ。

「イタッ.....ア、アスカ!」

痛む足を引きずって浴室に飛び込む。

「ア、アスカ!」

そこには、体重計の上で震えるアスカの姿があった。

「だ、大丈夫?」

シンジが声をかけると、アスカはつぶらな蒼い瞳を悲しみの色に染めてシンジを見た。

「シ、シンジぃ..........」

「ど、どうしたの?.......また?」

涙目になってる。

「ふぇ〜ん、ジンシぃ.......」

「どうしたの、........」

アスカがシンジにしがみついた。

「変わらないのぉ〜......。」

「な、何がか、変わらないの?.......ひょっ、ひょっとして....体重?」

アスカがコクンとうなづく。

「け、今朝、シンジに言われて.......」

「あ、そうなんだ。.......ごめん。でも一日でそんなに減らないよ。」

「だけど......、書いてあったんだもん。」

「え、何が?」

真っ赤な顔をして俯くアスカ。

「ア、アレをすれば.....痩せるって.....」

「ア、アレ?」

「う、うん...。」

ようやくシンジは納得した。

今日、どうもアスカの様子がおかしかったわけを。

アスカって本当にかわいいや。

まじまじと、アスカを見る。

シンジはふと、あることに気づいた。

「あれ、アスカ...胸、大きくなった?」

「え?」

慌ててアスカは自分の胸を見た。

そういえば、最近ブラしてない。

「シ、シンジ....メジャー取って。」

「うん。.....はい。」

「ねえ......、計って。」

「う、うん。」

アスカの背中に手を回す。

「えっと....はちじゅう.....」

アスカはほっとした。

まあ、2センチもおっきくなったんだから、体重も増えるわよね。

やっぱり愛する人に揉まれると大きくなるっていうのは本当なのね。

でも、ひょっとして......

「ねえ、身長も計って。」

「うん。....えっと、ひゃくろくじゅう......」

なぁんだ、身長も3センチ伸びてるじゃない。

良かったぁ。

アスカはへたりこんだ。

「もう、シンジがへんなこと言うから、心配しちゃったじゃない。」

「ご、ごめんよ。」

アスカは目の前のものをつかんだ。

ニヤリと笑う。

「あ、....アスカぁ。」

「もう、こうなったら、お仕置きよ。いい、わかってるわね、シンジ。」

「ご、ごめんなさい....。」

シンジの受難の夜は続く。

 

(おしまい)


え〜と、匿名希望です。と言っても察しのいい人は私が誰かわかるでしよう(笑)。

突然、電波が来たので、まさにヤマもオチもイミもなく書き上げてしまった(;^_^A アセアセ・・・。

ま、気になさらずに。感想なんぞがありましたら、掲示板にお願いします。

 


こんばんわ、ぼくドラぽんです。

匿名希望さん、投稿ありがとうございます。\( ^0^ )/

しかも、うきょきょーー!!!(●>_<●)たまらん!(←バカ)

最高ですよ、アスカ様爆乳ですか。開発されたんですねえ。(笑)

ドラえぽんもこんなお仕置きされてみたい。(爆)

さあ、うっふんな作品を書いてくれた匿名希望さんに感想を書こう!

 

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