70,000HIT勝手にお祝いSS
「暇つぶし」シリーズ外伝(?)

Written by dgx
「リトマス試験紙」前編

 

 

「ただいま〜」

コンフォートマンションの一室に買物袋を抱えた少年・・・碇シンジが帰宅する。
両手一杯の荷物と格闘しつつ靴を脱ぎ、
夕食を心待ちにしているであろう彼の同居人に呼び掛ける。

「アスカ〜今日は挽肉がグラム78円だったからハンバーグにって、・・・あれれ?」


あのギクシャクとした一夜から、なんとはなしに雰囲気のいいふたり。

いつもならば、

「ほんと〜!!、ナイスよっ、シンジ!! ハンバーグよ!、ハンバーグ!」
と笑顔一杯で出迎えてくれるはず。
もしくは、
「グラム78え〜ん?腐ってんじゃないの?シンジぃ〜?」
などと不機嫌な時でも、とりあず返事くらいはしてくれるはず。

しかしリビングからは何の返事も返ってこない。
シンジは荷物をぶら下げたまま彼女のいるであろうリビングへと向かう。

「おかしいな?靴はあったし・・・いないの?アスカぁ・・・・・っアスカっ!!」

シンジの手からスーパーの買物袋が、どさどさと床に落ちていく。

「あっ・・・シンジ」
呟くように答え、顔をあげるアスカ。

リビングに入ったシンジの目には信じられないような姿のアスカが映っていた。


アスカは夕飯間近かだと言うのに制服姿のまま、
リビングのカーペットの上に座り込んで彼を見上げている。
その手には真っ白なタオル。
いつも自信に満ちた蒼い瞳は潤み、青白色の白目の部分が赤く充血している。
おそらくその手にしたタオルで拭ったのであろう、
目の周りも、
形のいいすらりとした鼻さえも真っ赤になっていた。
いつも生命力あふれるアスカからは想像もつかない疲れ切った顔・・・。


・・・・アスカが、アスカが泣いてる・・・・


「・・・シンジ?」

呆然としていたシンジの耳にアスカの声が届く。
はっ、と気がつくとシンジは飛びつくように彼女のもとへ駆け寄る。


「アスカっ!!」

そして、そのまま彼女の身体を抱き締め、自分の胸もとに引き寄せる。


「なっ、ちょっ、ちょっとやめなさいよバカシンジ!!」
突然のシンジの行動にアスカはシンジを引き離そうともがきだす。


しかしシンジは抱き締めた手を緩めようともせず、
できるだけ優しく、精一杯の心を込めて呟いた。

「大丈夫・・大丈夫だよ・・アスカ」

「シンジ・・・」

その言葉を耳にするとアスカの身体からは嘘のように力がぬけ、
自分を抱え込むシンジの胸に身体を預ける。
  ・
  ・
  ・

「バカ・・・カッコつけちゃって・・・」

シンジの耳に照れたようなアスカの声が聞こえたのは、
それから30分近くも過ぎた後だった。

 

(中編へ続く)


おじゃまします。dgxです。


常連の皆さんを差し置いて、
勝手に70,000HIT記念です。

ほんとの70,000HIT記念はちゃんとした方にお願いします(笑)

ドラえぽんさん、許して下さいね〜。(ぺこぺこ)


どもども、dgxさん。初投稿ありがとうございます。

おお、アスカ様一体何があったんでしょうか。
アスカ様が泣くなんて...。( T - T )うう←もらい泣き(笑)

あのぎくしゃくした夜って言うのも気になりますねー。
一体何があったんでしょうか?うーむ

シンジ君、ナイス。\( > 0 < )

では、中編へ続く。(笑)

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