「な、なんだ。」
悲鳴?・・それにこの声はアスカ!
「アスカぁ!。」
悲鳴が聞こえた次の瞬間には僕は台所を飛び出していた。
アスカ、待っててね。今僕が行くからね
ドタドタドタドタ
「ま、まずいわね。」
私は廊下を走る音に耳を傾けていた。
確かにあそこで悲鳴を上げてしまったのは私らしくない。
冷静に事を見つめるべきだった・・・・
そうこう考えているうちに足音が部屋の前で止まる。
まずい!
そう思った直後。私は襖を押さえ付けていた。
当然シンジも開けようとしたため腕に付加がかかる。
「アスカ、開けてよ!どうしたのさ一体。」
襖の向こうからはシンジの声。
「な、何でもないわよ。」
「何でもないわけないだろ!アスカがあんな悲鳴あげるなんて。
今までなかったじゃないか。」
やっぱり悲鳴を上げたのが間違いだったらしい。
ガタガタと二人の間で襖が悲鳴を上げる。
「いいから、アンタは引っ込んでなさい!」
「顔ぐらい見せても良いだろ!。」
顔を見せるのがイヤだからこうしてるのに
見せられるわけないじゃない。
「もぉアスカはいじっぱりだからなぁ。」
うっさいわね!
シンジの声があきらめたかの様な気配を見せる。
だが、次に聞こえてきたのは意外な言葉だった。
「開けるよ。」
開けるですってぇ!
私が全力で襖を押さえてるのに・・・・・
ガラッ
「へっ?。」
シンジは私が全力で押さえているはずの襖を強引に開けてきた。
や、やっぱりシンジも男の子よね・・・・
って感心してる場合じゃないでしょ!
か、隠れなきゃ・・・・はダメね、もう見られちゃってるもの・・
シンジの顔はアスカの顔をじっと見つめていた。
ダメ!?。もう・・・シンジに嫌われちゃう。
いくら絶世の美少女でも、均整のとれたプロポーションしていても・・
ひげが生えてる女のなんて、いくらシンジでも相手にしてくれるはずないもの。
出ていこう・・・・・・
そして、シンジの口が私に何かを伝えようと動く。
だが、聞こえてきたものは・・
「かわいい・・・。」
へっ?・・
な、なんて言ったの?今。
かわいい?
ひげを生やしてる女の子が?
今まではそんなこと一言も言ってくれなかったのに・・
「同情のつもり?。」
私は冷たくシンジに言う。
同情?そうよね、シンジは優しいから、
きっと私を傷つけまいとして・・
「ち、ちがうよ!同情なんかじゃない!。」
しかしシンジは焦ったように言葉を返す。
この期に及んで言い訳する気ぃ?
「じゃあ、何でよ!私にひげが生えてることをバカにでも何でもすればいいじゃない。
こんな時にかわいいとか言うんじゃないわよ・・・まったく・・グスッ。・」
やだ・・私泣いてるの?
もう泣かないって決めたのに・・・
ビクッ!
泣いてる私を誰かが包み込んできた。
無論ここにはシンジと私しかいない。
と、言うことは・・シンジが私を抱きしめたぁ!?
「ごめんよアスカ。」
謝るなら最初からかわいいなんて言うんじゃないわよ!
「僕の言い方が足りなかったみたいだ・。」
そうアンタの良いからが足りなかったから・・って何が足りなかったって言うの・・
そしてシンジは言った・・
「・・僕・・・実は・・ひげフェチなんだ。」
ひ、ひげフェチ!?
私はその言葉に数秒固まった・・・
何かシンジが喋っているが、思考が停止している私には
何も聞こえてこなかった。
かろうじて最後の台詞
「アスカを嫌いになんてならないよ。」
と、シンジが言ったところで私の思考が回復
シンジがひげフェチ・・
そう考えれば・・シンジがファザコンなのも・
シンジが加持さんにあこがれていたのも・
説明が付くわね・・
と言うことはこれでシンジも私にメロメロってことよね。
いや、待てよ。
シンジを私だけのものにするには、まず邪魔者を消さないといけないわね。
私の頭にひげをとった碇指令と加持先輩の顔が浮かんだ。
永久脱毛させなきゃ。
私はシンジに抱かれながら、密かにその野望を決心した。
待ってなさい!
シンジ、アンタを私の虜にしてあげるから!
そう思ってから私はシンジを抱きしめる手にぎゅっと力を込めた。
(おしまい)
あとがき
アスカ様はいつも通り♪
ただ・・この後学校でアスカ様がなんて言われるかは・・・ご想像にお任せします。
まぁアスカ様はシンジがいればそれで良いんでしょうけど(←無責任)
それではこの辺で・・しつれいします。
こんばんわ、ぼくドラえぽんです。
ベファナさん、投稿ありがとうございますー。\( ^0^ )/いええい
ぐひゃひゃひゃ。(爆笑) シンちゃんってばひげマニア...。ぴくぴく
そうか、だから加持さんと仲良かったのね。(笑)
ひげ2人の今後に合掌です。
さあ、こんなひげマニアシンジ君を書いてくれたベファナさんに感想を書こー。
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