エヴァ弐号機のポジトロンライフル射撃により、
殲滅された蜘蛛型使徒「マトリエル」
その生態は未だ不明のままであった・・・・・
「それで赤城博士、今回の使徒の目的は分かったのかね?。」
薄暗い雰囲気漂う司令室。
いつものように机に座るゲンドウの横には冬月の姿。
そしてその前には、前回の戦闘の報告を行うため呼び出された赤城リツコの姿があった。
そんなリツコに冬月が問いを浴びせた・・
使徒の目的・・かつて現れた使徒の大半がジオ・フロントへの
侵入を図り、そしてそれに失敗してきた・・・
「サキエル」や「ゼルエル」に置いてはその圧倒的な力でジオフロントへの
道を造ろうと・・・「ラミエル」はその触手を伸ばし、ジオフロントへの
侵入を図った・・「イスラフェル」に関しては第三新東京市侵入前に
殲滅されたのでジオフロントへの侵入方法は不明であった・・・
中には孵化する前にエヴァの攻撃を受け、殲滅された使徒や・・
たまたま世界最強の軍艦に遭遇し、殲滅された哀れな使徒もいたが・・
その大半がそれに準じて来たことは事実だ・・
が・・今回のマトリエルに関してはそれらのケースは当てはまらない・・・・
マトリエルは第三新東京市まで侵攻してきたのにも関わらず、溶解液を
放出し、建物の一部を浸食したのみ・・・・・・・
「いえ・・ただいま、前回の使徒の残骸および、溶解液を採取して
分析中ですが・・これといって今までの使徒ととの相違点は見あたらず、
不明のままです。」
「そうか・・では、今回の使徒の目的はまだ分かってないと言うわけだな。」
「残念ながら・・。」
リツコはそう言うと俯いた。
「まぁ、いい。使徒の目的がなんであれ、殲滅すれば良いことだ。
赤城博士、ご苦労だった。さがって、例の実験をすすめておくように。」
このまま続けても仕方がないと悟ったゲンドウは、
そこでストップをかけた。
「わかりました。」
リツコはゲンドウの命令に従い、一礼するとその場を後にした。
「いいのか?碇。この問題、放っておくと後々やっかいだぞ。」
「構わん。その時はその時だ・・。」
碇・・・
冬月は司令官としてはあまりにも無責任なその答えに・・冷や汗を変えたまま・・
ゲンドウの背中をじ〜っと見つめていた。
ゲンドウと冬月がそんな会話を交わしている間も・・
使徒の侵攻はゆっくりと・・そして・・着実に・・進んでいた・・
エヴァンゲリオンAS
その拾
前編
作:ベファナさん
「ほら、お望みの姿になってあげたわよ。17回も垢を落とされてね。」
地下実験施設・・某所(^^;
5つ並んだシャワールームの一室で霧島マナが天上のスピーカに向かって
叫んでいた。
「では、五人ともこの部屋を出てその姿のまま、エントリープラグに入ってちょうだい。」
スピーカーから聞こえてきたのは、この実験の責任者である赤城リツコの声だった。
「えー!?。」
「大丈夫。映像モニターは切ってあるわ、プライバシーは保護してあるから。」
「そーいう問題じゃないでしょ。気持ちの問題よ。」
冷静なリツコの声に対して対照的なマナの声。
「この実験はプラグスーツの補助無しに、直接肉体からハーモニクスを
行うのが趣旨なのよ。」
「マナ、命令よ。」
リツコに加勢するのかのようにミサトが口を開く。
「もう・・絶対見るんじゃないわよ!。」
どちらにしろ、リツコの命令には従わなくてはいけない・・
そう思ったマナはこれ以上の抵抗を諦めることにした。
そして、
「ケンスケ。アンタ先行きなさい。」
「え?俺?。」
マナから一番離れたシャワールームに入っていたケンスケが答える。
「そうよ。」
「なんで俺からなんだよ。」
「アンタバカね。私が先に行ったらアンタに私の裸が見られちゃうじゃない。」
「そんなこと言って。霧島は俺の裸が見たいんじゃないのか。」
ぷちっ
マナの中の何かが・・音を立てて切れた・・
「バカ言ってないでさっさと行きなさい!。」
シャワールームにマナの怒声が響く・・・
「は、はい!。」
マナが本気で怒ってると悟ったケンスケは、すぐに逃げるように
シャワールームを出てエントリープラグへと走っていった・・・・
「じゃあ、次は順番から言ってシンジね。」
「え?僕。」
「そうよ♪。」
マナはそう言うと視線をシンジが入っているであろうシャワールームの方へと向けた・・。
「わかったよ。」
シンジの声と共にシャワールームの扉が開く音がマナの耳に届いた。
ゴクッ
思わず唾を飲み込むマナ。
開いたドアからシンジの足が見える・・
マナは顔を少し赤らめながらもその様子を食い入るように見つめていた。
続いて足がもう一本・・
そして・・もう一本(?)・・
「「「な!」」」
素っ頓狂な声を上げるマナ他(笑)。
マナの視線の先には裸のシンジをマナの視線から守るように
現れたアスカの姿があった。
「「「なんでアスカがシンジ(君)と一緒に入ってるのよ!。」」」
「へ?。」
マナはそう叫んだ後、自分とユニゾンして聞こえた声に気づいた。
「リツコ!それにミサト!あんたたち映像は切ってあるって言ったじゃない!。」
マナは天上のスピーカーを睨み付けながら叫んだ。
「ま、マナ・・ま、まぁ良いじゃないの・・たまたまよ、たまたま。
たまたまスイッチが入っちゃったのよ。」
誰が聞いても言い訳にしか過ぎない言葉を吐くリツコ。
「それより。アスカ、どうしてシンジ君と一緒のシャワールームに入ってるのよ。」
マナの言及から逃れるため、話題を変えるリツコ。
「いいじゃない、別に。」
そう言うアスカの態度は真っ赤になって俯いているシンジの裸を
全ての視線から守るように堂々とその場に立っていた。
「でもアスカ。シャワールームはちゃんと5つ用意してあったはずよ。」
「いいじゃない別に、どうせエントリープラグにはシンジと一緒に入るんでしょ?。」
「そ、それはそうだけど・・・。」
アスカの言及に思わず言葉を詰まらせるリツコ。
(((それだとシンジ(君)の裸が見えないじゃない。)))
マナ、リツコ、ミサトの三人の企みは・・夫婦愛によってあっさり瓦解した。
「シンジ、また一緒にお風呂入ろうね。」
「う、うん。」
そんな三人をあざ笑うかのように・・シンジとアスカは仲良く、
エントリープラグへと向かっていった。
「そう言えばリツコ。ゼロ号機は動かないのにどうして私も
テストを受けなくちゃいけないの?。」
シンジとアスカが二人そろってその場から離れたあと、
もう1人の適格者であるレイが口を開いた。
「ああ、そのこと?。」
そう答えるリツコの声は何故だかとてもガッカリしている感じだった。
「碇司令がね。レイの裸も撮っとけって・・。」
ガゴッ!!
天上に備え付けられていたスピーカーがレイの投げた石鹸により
四散した・・・
レイだけは怒らせないようにしよう・・
そう心に決めるマナであった。
「3日前に搬入されたパーツです。」
そのころ実験棟の一室では青葉シゲルがモニターを見ながら
上司である冬月コウゾウに報告を行っていた。
「ここですね、浸食しているのは。」
シゲルはモニターに映し出されている緑と赤のコントラストの
赤の部位を指さしながら言った。
「第87タンパク壁か・・。」
「拡大するとシミの様にも見えますが・・何でしょうね、これ。」
シゲルと冬月が途方に暮れていると、
その斜め後ろに位置する場所に座っている日向マコトが声をあげた。
「浸食だろ?。温度と伝導率の若干変化による無菌室の劣化は
あるんです、最近。」
「工期が62日近く圧縮されてますから、また気泡が混ざったんでしょ。」
「明日までに処理しておけ。碇がうるさいからな。」
冬月はシゲルとマコトにそう命令を下した。
と、その時、
「ハックションチキショー!。」
ネルフ施設地下、大浴場ではくしゃみをする碇ゲンドウの姿があった。
ゲンドウはくしゃみをしたあと。
キョロキョロと誰にも見られていないことを確認する。
そして・・
「ぬるいな・・。」
誰もいない大浴場でゲンドウは1人そう呟いた。
やっぱりおまえら覗いてたんかい!!\(●> _ <●)おい というわけでベファナさん、第10話前編ありがとうございますー。\( ^ 0 ^ )/いえーい うんうん、シンジ君の体はアスカ様だけのものなんだね。って一緒にシャワー浴びたんかい!<(●> _ <●)>うきー、うらやましいシンジ君 それにしても、レイの撮影はゲンドウの趣味だったのね。(笑) そう考えるとTV本編のもゲンドウのエロ趣味で撮ってた可能性が高いよね。(爆) あははは。ラストのゲンドウただのおっさんだな。(笑) さあ、次回細菌使徒登場でしょうか。皆さんは何故細菌使徒がネルフ内部に侵入したかわかったかな? |
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